政府と金融庁が「老後の資金を自分で準備するように」と言い始めて数年が経ち、資産運用への関心度は以前より高まっているように思います。それでも、忙しく働く現役世代にとっては、最適な運用法を探すことすら難しいのが実状です。今回の『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』で、人気コンサルの永江さんは、効率的な資産運用法として、「プロに託す」ことをオススメ。ただし、会社の商品を売るだけの証券会社や銀行ではなく、日本ではまだマイナーなIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)に依頼する方法を提案しています。
わたしが資産運用するならどうする?
Question
永江様はどのような資産運用をされていますか?私は現在34歳、独身の会社員で、年収は900万円程度です。やっている資産運用は財形貯蓄と、ideco、ロボアドバイザーー任型くらいで、遊び感覚の株や仮想通貨はあります。
老後も何かしらの形で働きたいと思っているので、老後資金を気にしている訳ではないのですが、永江様の資産運用は非効率なイメージが無いので、参考になればと思い、質問させていただきました。差し支えない範囲で、よろしくお願いします。
永江さんからの回答
わたしは特に資産運用はしていませんが、もしやるなら素人の見様見真似よりプロに任せるのが良いかなと思っています。今週のおすすめYouTubeでも取り上げたのですが、IFA(Independent Financial Advisor)という資産を運用してくれる人・企業がいるので、腕の良い人を見つけて託すのがベストだと思います。
●株式運用のプロのIFAに株式運用を任せるポイントを訊いてみた │ 永江一石 Isseki Nagae – YouTube
ぶっちゃけ個人で株式をやるのって怖さがあります。デイトレーダーのように一日中張り付いているわけにもいかないし、株式市場の動向って勉強しないと本当に分からないので、できればその道のプロに運用を任せたいと思う派です。
ただ、証券会社の営業マンや金融機関の窓口の人に頼っても、彼らは株の売り買いの手数料や金融商品の販売手数料で儲けているので、出来るだけ売買させたり、証券会社に入る手数料が高いなどの売りたい商品を売ることを優先します。中にはハイリスクなものもありますし、営業マンは短期の販売ノルマの達成に躍起になり、しかもすぐに異動するので、売るだけ売ってトンズラ…のようなことが多々あります。
その点で、まだ日本ではあまりメジャーではないですが、IFAという、特定の金融機関などに属さずに資産運用を請け負ってくれる人・企業がいます。金融機関に属さずお客さんの資産を増やすことを最優先して運用できる立場ですし、お客さんの信頼を失わないように、最大限に損がなく長期目線も持ちながら投資運用してくれます。運用実績について詳細は書けませんが、今回一緒にYoutubeの動画を撮った志田さんはとても良好な運用成績を出していました。
最低でも500万円から預かるくらいの金額観での運用委託にはなりますが、儲かっている腕の良い投資家が自分の資産を運用してくれると思ったら全然筋の悪い話ではないですよね。詳細はYoutubeをご視聴ください。
●株式運用のプロのIFAに株式運用を任せるポイントを訊いてみた │ 永江一石 Isseki Nagae – YouTube
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