ススキノで62歳の男性が殺害され、首が切断された事件。この事件では、容疑者家族についてさまざまな報道がされています。これに、メルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』の著者で精神科医の和田秀樹さんは、容疑者一家が「マスコミの餌食になっている」とし、一部報道にある被害者の「レイプ疑惑」について、警察の本音に言及をしています。
警察が市民を守らない国の悲劇
札幌の首無し遺体殺人事件で、若い娘とその一家(父親と母親)
恨みをどんどんエスカレートさせてコントロールできなかったと、
私はこんな冷たい人の治療を受けたいと思わないことだけは確かだ
その後の報道によると、被害者の男性は、
ちゃんと警察に訴えたらいいのにという声が強い。
「甘すぎる」
というのが、精神科医としての私の率直な感情だ。そして、
この事件は精神科医なのに起こした事件というより、
このメルマガでも何度も書いたが、警察は、
法務省の検察統計によると2018年のレイプ事件の起訴率はわず
とある法律事務所の広告には、
警察に訴えたらよかったのになんて能天気なことを言っているのは
そして、金持ちが加害者だった場合は、
警察にとってはレイプは高級売春なのだ。
それを拒むと証拠不十分で起訴はできませんと脅されたりもすると
レイプの捜査は面倒くさい。そんなのに人を割くくらいなら、
ところが、レイプのPTSD患者は一生苦しむ。
精神科医をやっていると患者になぜ被害届を出さなかったのかを聞
自分の娘が被害届を出したところでどういう結果になるのがよくわ
私は、この父親の気持ちはよくわかる。
そして、娘にジュースに溶かしても味がしないで、眠らせたり、
私だって、自分の娘がレイプされたら、
※本記事は有料メルマガ『和田秀樹の「
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