もはやイーロン・マスク頼み。ウクライナ戦争の鍵を握る「スターリンク」の力

 

解説

まさにイーロン・マスク氏の胸先三寸でウクライナのロシアへの反撃能力が限定されます。

どの地域でスターリンクが使えて、どの地域で使えないかをコントロールすることによって、ウクライナ軍の行動を制限できます。

つまりウクライナ軍とロシア軍との境界線を決める力を有しているのです。

もちろん、彼の力はウクライナ戦争に限りません。

たとえば昨年、イランで反政府デモが発生した際、マスク氏は活動家たちが通信を維持できるよう、現地でスターリンクが利用できるようにしました。

イラン政府はスペースXが主権を侵害していると非難しています。

また中国政府はイーロン・マスク氏に対して中国内でスターリンクを稼働させないように強く要望しています。中国政府の情報統制が完全に崩れるからです。

情報通信の統制をしている国にとっては、イーロン・マスク氏のスターリンクは自らの権威基盤を揺るがす脅威でもあるのです。

現代においては、個人が原子爆弾をもっているような影響力でしょう――(この記事はメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』7月30日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はこの機会に初月無料のお試し購読をご登録ください)

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・株式会社ピンポイント・マーケティング・ジャパン 代表取締役社長  ・情報経営イノーベーション専門職大学 客員教授 ・法政大学大学院イノーベーションマネジメント研究科 兼任講師 慶應義塾大学を卒業後、米国バンカーストラスト銀行にて日本企業の海外進出支援業務に従事。カーネギー・メロン大学でMBAを取得後、家業の建築資材会社の販売網を構築するべくアメリカに子会社を設立。2000年、ピンポイント・マーケティング・ジャパンを設立。海外のエージェントとディストリビューターを使った販路網構築・動機づけの専門家として活動を行っている。2015年「中小企業が『海外で製品を売りたい』と思ったら最初に読む本」を、2017年「海外出張/カタログ・ウェブサイト/展示会で 売れる英語」をダイヤモンド社から上梓。

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