「反スパイ法」施行の中国で日本人の拘束・逮捕が減っている現実。なぜ法律を今になって整えたのか?

 

前者は11日、米中央情報局(CIA)に軍の機密情報を提供した疑いで52歳の「曾」という中国人が摘発されたケースだ。曾は中国の軍事産業で働いており、重要な機密情報にアクセスできる立場にあったという。研究留学先のイタリアでアメリカ大使館関係者から接触を受け、「夕食会や旅行、オペラ鑑賞などを通じて徐々に親密な関係になった」(CNN)とされる。見返りは、多額の金銭や家族の米国移住だったという。

後者は「カク」という中国政府の幹部職員の摘発ケースだ。カクは1984年1月生まれ。「日本に留学中にアメリカ大使館にビザの申請に行き、そこでテッドと名乗る人物と知り合い、食事の招待やプレゼントから研究論文を手伝う仲になった後に同僚のCIA職員を紹介されたという。彼らはカクに、帰国後は中国の中核組織で働くことを薦め、契約書を交わし訓練を施した」(香港『TVB』8月22日)という。

これらのケースは、ある意味で中国が狙うスパイの本丸。CIAの協力者の摘発だーー(『富坂聰の「目からうろこの中国解説」』2023年8月27日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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1964年、愛知県生まれ。拓殖大学海外事情研究所教授。ジャーナリスト。北京大学中文系中退。『週刊ポスト』、『週刊文春』記者を経て独立。1994年、第一回21世紀国際ノンフィクション大賞(現在の小学館ノンフィクション大賞)優秀作を「龍の『伝人』たち」で受賞。著書には「中国の地下経済」「中国人民解放軍の内幕」(ともに文春新書)、「中国マネーの正体」(PHPビジネス新書)、「習近平と中国の終焉」(角川SSC新書)、「間違いだらけの対中国戦略」(新人物往来社)、「中国という大難」(新潮文庫)、「中国の論点」(角川Oneテーマ21)、「トランプVS習近平」(角川書店)、「中国がいつまでたっても崩壊しない7つの理由」や「反中亡国論」(ビジネス社)がある。

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