9000回もシュートを外した男、マイケル・ジョーダンが成功したワケ

Street basketball player making a powerful slam dunk on the court - Athletic male training outdoor on a cloudy sky background - Sport and competition concept
 

さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。

ジョーダンはこれまで9,000回以上シュートを外し、300試合に敗れ、決勝シュートを任されて26回も外しました。しかし彼は、「人生で何度も失敗してきた。だから僕は成功した」と語ります

「人生で何かを達成したいと思うときは、積極的かつ攻撃的にならなければならないと僕は自覚している」

第一全盛期と第二全盛期を比べてみると、個人の実力的には第一全盛期の方が勝っていましたが、総合的には第二全盛期の方が素晴らしかったという人も少なくありません。なぜなら、ジョーダンは第二全盛期で「自分が活躍するプレー」から「周りを活かすプレー」へと、自身を成熟させたからです

「才能のある人はたくさんいるし、もちろん私もその一人だと思っている。しかし、人生を通じて他のプレーヤーと違っている点は、基準である。毎日、他の誰よりも、自分自身への要求を厳しくしてきた。他の誰かと競っていたのではない。自分自身と競っていたのでもない。私は自分ができる最高のプレーと競っていた」

「試合に負けたことは一度もない。ただ時間が足りなくなっただけ」

「成功は追い求めるものじゃない。それに向かってたゆまぬ努力を重ねるものだ。そうすれば、成功は思いがけないときにやってくる。それがわかっていない人が多いんだ」

成功者の中には「ルーティン」を大切にしている人が数多くいます

「成功したいと思うなら、自己中心的でなければいけない」

「だがもし最高のレベルに達したなら、自己中心的であってはいけない。他人とうまく付き合い、一人になってはいけない」

「10本連続でシュートを外しても僕はためらわない。次の1本が成功すれば、それは100本連続で成功する最初の1本目かもしれないだろう」

「運命よ、そこをどけ。オレが通る」

史上最高額で契約することで、ステータスを証明しようとする選手がいる中で、ジョーダンはチームの勝利を優先しました。年俸の高額ランキングには見向きもせず、自分の年俸を抑えて他のプレーヤーや裏方に回すなど、最高のリーダーシップを発揮したのです

ポジティブな言葉のシャワーを浴びて、すっかり積極的なマインドに変わりました。

最近ビジネス書では、「失敗を恐れない」ことを説く本が山ほどありますが、本書ほど失敗を恐れない方法を教えてくれる本はありません。

自分の中に眠る挑戦心を呼び覚ますために、ぜひ、読んでおきたい一冊です。

image by: Shutterstock.com

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Amazon.co.j立ち上げに参画した元バイヤー、元読売新聞コラムニスト、元B11「ベストセラーBookV」レギュラーコメンテーター、元ラジオNIKKEIレギュラー。現在は、ビジネス書評家、著者、講演家、コンサルタントとして活動中の土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介。毎日発行、開始から既に4000号を超える殿堂入りメルマガです。テーマ:「出版/自分ブランド/独立・起業」

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【著者】 土井英司 【発行周期】 日刊

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