習近平に命をかける兵士は一人もいない。中国が戦争など出来っこない決定的な理由

 

2.原子力潜水艦部隊を巡る未確認情報も

もう一つ未確認情報ですが、中国の原子力潜水艦が、中国本土と台湾を隔てる台湾海峡で乗組員全員死亡の重大事故にあったというニュースが流れています。

中国政府は公式な報道をしていませんので、ここから先はネットに流れる噂話となります。

8月15日に5人の乗組員が下痢になり、16日には20人程度に増えたそうです。そこで青島海軍基地に戻ろうとして、手前の連雲港付近で中国海軍が設置した「防潜網(数百mの長さで1トン以上のチェーン)」に掛かり、船外に出てチェーンをカットしようとしたが、潜水用の酸素ボンベが空で作業はできず、結局そのまま60名以上の乗組員が全員死亡したというのです。そして、死亡者の中には、超エリート指揮官22名が含まれていたと言います。

それが真実ならば、潜水艦部隊は正常に機能できるでしょうか。また、正常な組織が整うまでにどれほどの時間が掛かるのでしょうか。

これらのネット報道は事実関係が曖昧です。台湾で事故が起きたのか、連雲港で起きたのかも分かりません。この他にも、米国とカナダが放射線漏れの調査をしたとか、中国海軍が事故調査をしているという情報もあるので、何らかの事故が発生したのは間違いないと思います。

3.軍の基地も洪水被害に?中国政府が隠すニュース

7月31日の大雨から北京市と雄安新区を守るために、8月1日の夜、北京周辺の20箇所のダムを一気に放水しました。この際、農村が大変な被害にあいましたが、実は、河北省保定市にある北京防衛のための精鋭部隊、第82軍基地も流され、ほぼ全滅したというのです。

このニュースは中国政府は隠蔽しており、公式報道としては出ていません。従って、日本の新聞テレビでも報道されていません。中国政府内部とコンタクトできる海外居住の華人ネットワークがネット上にニュースを公開しているだけです。従って、これも真偽のほどはわかりません。ネット上の噂話としてお聞きいただければよいかと思います。

さて、信じがたいことですが、李強総理は軍の基地の存在を知らずに放水したと言います。そして、約8,000人の66289旅団が全滅し、同時に。戦車、戦闘機、様々な防衛設備、食料、医療品等が流されたと言います。また、空軍が創立したばかりの無人機部隊も大きな被害を受けたとのことです。

この被害に比べれば小さい事件ですが、この洪水を視察していた人民解放軍の大型ヘリコプターが高圧電線に接触し、墜落したそうです。これには、地方政府幹部3名、軍関係者13名、計16名が死亡したといいます。

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