自分のノウハウを「絶対にライバルには教えない人」が“停滞”する理由

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あなたは自分のライバルに対してどのような態度をとっていますか? 今回、無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、ライバルにノウハウを教える人が成長していく理由を語っています。

ライバル強化策

接客販売業は、売上が大きな評価軸になります。

自分の売上が足りていなければ、どうしても評価は上がりにくくなるわけです。

そのせいか、販売員の中には自分のノウハウを必死になって守ろうとする人も増えてきます。

同じ店舗内や会社内であっても、自分自身のノウハウは周りに共有せず、自身の地位を守りたがるのです。

個人としてだけならそれはそれでひとつのやり方だとは思います。

ただ、さらにレベルを上げたければ、むしろライバルとなる周りの人たちを強化するつもりで、ノウハウを共有する方が良いでしょう。

僕は昔からこれを言っていますが、実際にやっているという人はあまり多くはありません。

しかし中にはそういうことをやっている人もいるのですが、そんな人たちは決まって社内で重要なポジションに抜擢されたり、全社的な評価が高い人ばかりです。

自社や自店舗のライバルを強くすることで、店全体・会社全体の売上に貢献したり、自分自身もこれまでにないノウハウをさらに開発したりするからですね。

はっきり言いますが、自分のノウハウを後生大事に抱えていても大して良いことはありはしません。

そんなノウハウなんてすぐに陳腐化しますし、時代に合わなくなればあっという間に使えなくなります。

いつまでも大事に抱えていると、それから離れることもできず、最後は古いノウハウしかない使えない人材になっていきます。

そういう人、皆さんもこれまでにたくさん見てきてはいないでしょうか?

「昔は良かった」「昔はもっとやっていた」なんて武勇伝や過去の栄光を語る人は、決まってこういう人たちです。

今の時代にはもう邪魔なだけの存在になっていることがほとんど。

周囲のライバルを強くする人は、どんどん先へ先へと進んでいき、今の時代、今のお客様に合った仕事をどんどん周りへと提供していきます。

それによって個人の力だけではなく、周り全ての力を上げ、その上さらに自分の力を何段階もパワーアップさせているのです。

ぬるい環境でばかり仕事をするのではなく、周りのライバルを強くすることをもっとやっていきませんか?

今日の質問&トレーニングです。

  1. 周囲のライバルを強くすることで、自分自身にどんなメリットがありますか?
  2. ライバルを育てるためには、どのような取り組みができますか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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