ユニクロ柳井正氏が座右の銘にしている「店は客のためにあり 店員とともに栄え 店主とともに滅びる」は誰の言葉か?

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ファーストリテイリングの柳井正も心に留める、惜しまれつつ廃刊した雑誌「商業界」主幹の倉本長治の商人学。その真髄はどのようなものなのでしょうか。今回の無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で紹介しているのは、倉本長治の名言の解説などをもとに、商いをするうえで必要な考え方をまとめた必見の一冊です。

必読⇒『店は客のためにあり 店員とともに栄え 店主とともに滅びる』

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店は客のためにあり 店員とともに栄え 店主とともに滅びる

笹井清範・著 柳井正・解説 プレジデント社

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、ファーストリテイリングの会長兼CEO、柳井正さんも推す、「商業界」主幹の商人学をまとめた一冊。

著者は、惜しまれつつも廃刊となった雑誌「商業界」の最後の編集長で、現・商い未来研究所代表の笹井清範氏です。

柳井正氏は、本書のタイトルになっている「店は客のためにあり 店員とともに栄え 店主とともに滅びる」という言葉を座右の銘とし、執務室に飾っているようで、本書の解説も引き受けています。

この解説部分がなんと16ページもあり、内容がまた「熱い」。

いま時のITビジネスの経営思想をバッサリ切り、真の商売とは何か、経営とは何かを説いた内容で、ここだけでも読み応えがあります。

「はじめに」からは、元「商業界」編集長の笹井氏の執筆部分で、これは、全12巻の『倉本長治著作選集』をベースとした各種資料、倉本氏が評価した商品たちの思想、著者自身の取材体験を元に書き下ろされています。

倉本長治の凜とした思想や日本を代表する商人たちの言葉があまりに美しくパワフルで、腐敗・混迷が続く現在の日本が恥ずかしく思えてきます。

何のために商売をするのか、商いはどうあるべきか、商人はどう生きればいいのか、改めて大事なことを教えていただいた気がします。

なかでも、いま問題となっている値づけの話、仕入れの話は、これからの商売の大きなヒントになると思います。

個人的にはロングセラーのヒントもいただいて、大満足の一冊でした。

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