今世紀に入って民放キー局(テレ東を除く)プライムタイム帯の連ドラ視聴率ワースト記録を出してしまった、飯豊まりえ主演の『何曜日に生まれたの』。この最低視聴率ドラマの秘話を、放送終了後の1ヶ月後に掲載したニュースサイトがありました。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、この掲載意図に疑問を感じながら、ある脚本家の“オキニ”だという飯豊まりえと同棲の噂があった俳優・高橋一生との現在について想いを巡らせています。
飯豊まりえが、にわかに芸能記者たちに注目される訳
『NEWSポストセブン』が10月8日に最終回を迎えた飯豊まりえ主演の『何曜日に生まれたの』の収録秘話を公開しています。
『何曜日~』は21世紀にオンエアされたテレビ東京を除く民放キー局プライムタイム帯、連続ドラマの視聴率ワースト記録に肩を並べた作品になってしまいました。
平均視聴率は3.3%(ビデオリサーチ社調べ、関東地区)。
ちなみにそれまでの単独最下位視聴率記録保持ドラマは、今年1月期の竜星涼主演の『スタンドupスタート』でした。
しかし私が気になったのは、最終回から1ヶ月以上も過ぎたこのドラマの収録秘話を、何故今『NEWSポストセブン』が掲載したのかという、到ってシンプルな疑問です。
オンエア中ならば、更なる視聴率アップが目的の、ドラマのプロモーションを兼ねた撮影現場リポートの記事という解釈ができます。
もしくは余程視聴率が高かったり、キャストに何か旬の話題を持つタレントが出演していた場合、その余韻で読者を惹きつけようとする場合もあります。
でもどう考えても『何曜日~』を今更深掘りする理由が私には見当たらないのです。
この記事を予備知識無しで読むと、このドラマを手掛けた人気脚本家がいまだに続けている“本を書く理由”が、読者にとっては少々不愉快になる情報として頭に入ってくると思います。
この脚本家はお気に入りの女優をどこかで見つけると、すぐにその彼女を御指名でテレビ局に脚本を売り込むという独特の習性があることは有名な話です。
女優の何に惹かれるのかはこの脚本家の感性でしかないわけですから説明はできませんが、それによって『ひとつ屋根の下』、『高校教師』、『薔薇のない花屋』といった名作が生まれてきました。
彼の脚本は主演女優への“ラブレター”とも。
そして今年還暦を迎えたこの人気脚本家が、今入れ込んでいるのが35歳下の飯豊というわけです。