1、自衛戦争
例として、9.11後のアメリカによるアフガン攻撃があります。
さらに、つい最近の例として、ハマスの大規模攻撃に対するイスラエルの反撃も当然「合法」といえます。
「個別的自衛権の行使」です。
ただイスラエルの場合は、あまりにも反撃が激しく、民間人犠牲者がたくさん出ている。
それで、「人道的な観点」から批判されています。
さて、ウクライナは、ロシアに先制攻撃したでしょうか?
もちろんしていません。
2022年2月24日、ウクライナに侵攻したのはロシアです。
ですから、ウクライナ戦争は、国際法上違法になります。
国際法上合法とされる戦争。二つ目は、国連安保理が承認した戦争です。
たとえば、1991年の湾岸戦争(対イラク戦争)。
国連安保理は、ロシアのウクライナ戦争を承認していません。
というわけで、国際法に照らし合わせてみると、ロシアのウクライナ戦争は【 完全に違法 】。
別の言葉で、【 悪の戦争 】となります。
これに関しては、しっかり基準が定まっているので、誰も反論することはできません。
ちなみに、アメリカが2003年に開始したイラク戦争。
同じロジックで、「国際法違反の戦争」です。
過去本を読んでいただければわかりますが、私は、イラク戦争が国際法違反であることを、何度も書いています。
つまり、私はプーチンだけを批判しているのではなく、ブッシュネオコン政権も批判していました。
それは、「国際法から見て」批判しているのです。