増税で日本を貧困国に。自ら「財務省のポチ」ぶりを証明する岸田総理の行末

ky20231124
 

国民の声も感情も無視し、あからさまに増税路線をひた走る岸田首相。当然ながら支持率は低下の一途を辿っていますが、なぜ首相はここまで増税にこだわりを見せるのでしょうか。今回のメルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、とある書籍の内容を引きつつ岸田首相と財務省の深い関係を暴露。さらに財務省の言いなりになったこれまでの宰相たちの末路を記しています。

岸田総理と財務省の深い深い関係

全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!北野です(@今回の内容には、本のPRが含まれます)。

昨日は、『安倍晋三 vs 財務省』を紹介しながら、「なぜ日本が暗黒の30年になったのか?」を明らかにしました。結論を言うと、

  • 日本政府がタイミングの悪い増税を繰り返してきたから

です。では、なぜ日本政府はいつも、タイミングの悪い増税を繰り返すのでしょうか?

  • 財務省が常に増税を望んでいるから

です。日本の歴代総理は、だいたい財務省に操られてきました。しかし、財務省の思い通りにならなかった総理が3人いたそうです。

一人は、小泉純一郎さんです。財務省は、小泉さんの郵政民営化を支援しました。それに成功したので、財務省は「消費税増税」を要求しました。しかし、小泉さんは、拒否しました。財務省が、理由を尋ねると小泉さんは、「俺の勘だ!」と答えたそうです(33p)。

もう一人は、安倍晋三元総理です。安倍さんは、そもそも消費税増税に反対でした。しかし、財務省出身の黒田日銀総裁に脅されて、2014年の消費税増税を決めました。それで、アベノミクスはつぶれてしまった。

安倍さんは、「3党合意」で予定されていた「2015年の消費税再引き上げ」を延期することにしました。財務省は、森元総理を安倍総理に送り込み、説得を試みます。しかし、2014年にだまされたばかりの安倍さんは、もうだまされませんでした。そうはいっても、「延期」はできたものの、「消費税増税中止」はできなかった。結局2019年、消費税率は8%から10%に引き上げられたのです。

さらに、安倍さんの後を継いだ菅さんも、財務省の言うことを聞かない人でした。

では、岸田さんはどうなのでしょうか?皆さん、総裁選の時の発言覚えておられますか?

「なぜ財務省のポチと呼ばれるのかわかりません」

つまり、「私は財務省の言いなりにはなりません」と宣言したのです。

しかし、岸田さんは、「長い増税メニュー」を出すことで、「やはり財務省のポチだった」ことを自ら証明してしまいました。

※ 長い岸田さん増税メニュー

  • 社会保険料値上げ
  • 退職金課税値上げ
  • 国民年金の納付期間を60歳から65歳に延長?
  • 消費税率を15%に?
  • 走行距離税導入検討
  • 防衛増税(法人税、所得税、たばこ税値上げ)
  • 森林環境税

今日は、全日本国民必読の名著『安倍晋三 vs 財務省』を参考に、「岸田さんと財務省の関係」を知っておきましょう。

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