もはや「宗教ウソメガネ」。統一教会の友好団体トップと同席した岸田文雄の苦しすぎる言い訳

 

安倍首相と面会する予定だったギングリッチ氏一行

このような人物と、岸田首相は政調会長時代に党本部で面会していたと報じられたわけですが、ご本人は「ギングリッチ氏とは会ったが、大勢の同行者にどなたがいたかは承知していない」と、苦しい言い訳をしたわけです。朝日新聞は昨年11月までに、「岸田政調会長が党本部で梶栗正義氏と面会していた」という情報を複数の自民党関係者と教団関係者の双方から得ていて、これまで1年間に5回も岸田首相に質問状を送って来ました。

しかし岸田首相は、5回の質問状をすべて無視したのです。今回の説明が事実なら、そう回答すれば良かったじゃないですか?本当は梶栗氏との面会を認識していたから、回答できずに逃げて来たんじゃありませんか?…と、ジワジワと責めて行きつつ、ここで「ギングリッチ氏」です。ニュート・ギングリッチ元米下院議長と言えば、マイク・ペンス元米副大統領、マイク・ポンペオ前米国務長官と並ぶ米政権の「統一教会シンパ」で、これまで数えきれないほど各国での教団イベントに出席して来ただけでなく、教団イベントの司会進行までつとめて来ました。

そのうちの1つ、2021年11月20日に開催された「天宙平和連合」の「第3回THINK TANK2022フォーラム」は、以下のリンク先の「人類の真の父母様情報」で観ることができます。

人類の真の父母様情報 「第3回THINK TANK2022フォーラム」視聴

この「第3回THINK TANK2022フォーラム」では、ニュート・ギングリッチ元米下院議長が司会進行をつとめ、マイク・ペンス元米副大統領が講演をしています。日本からは、梶栗正義議長の他、自民党の元衆院議員の穴見陽一氏、海上自衛隊の元司令官の香田洋二氏、東洋大学の西川佳秀名誉教授らが出席しています。

ギングリッチ氏は司会進行までつとめているのですから、もはや「旧統一教会の一員」と言っても良いほどのレベルです。ここ1年のギングリッチ氏の動向を見てみると、安倍元首相の殺害事件以来、旧統一教会バッシングの旗振り役をしているのが日本共産党だという批判記事を「世界日報」に寄稿したり、各地での旧統一教会関連の講演会で、「日本の旧統一教会排除は日米関係に亀裂を生む」というトンデモ講演を繰り返しています。

で、そんなギングリッチ氏と、どうして岸田政調会長が党本部で面会したのかと言うと、本当は安倍首相と面会する予定だったのです。しかし、2019年10月4日は、第200回の臨時国会の所信表明演説の日で、その準備などで忙しかったため、安倍首相は子分の岸田政調会長に代打を要請したのです。安倍首相にしてみれば、ギングリッチ氏が統一教会の関係者とともに党本部に来ると分かっていたので、そのように岸田政調会長には伝えたはずです。

それなのに岸田首相ってば、「ギングリッチ氏とは会ったが、大勢の同行者にどなたがいたかは承知していない」って、はぁ?まず第一に「大勢」って何?この日、面会に来たのは、ギングリッチ氏を含めてわずか4人ですよ。それも、「UPFジャパン」の梶栗正義議長と、「UPFインターナショナル」のマイケル・ジェンキンス会長という、完全に統一教会一色の濃厚な面々で、仲良く4人並んで笑顔の記念写真まで撮ってたじゃないですか!岸田首相、どうして嘘をつくのですか?

この記事の著者・きっこさんのメルマガ

初月無料で読む

print
いま読まれてます

  • もはや「宗教ウソメガネ」。統一教会の友好団体トップと同席した岸田文雄の苦しすぎる言い訳
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け