強引な「コオロギ食」が日本を潰す。日本人が“健康と長寿”のため口にすべき食べ物

 

では、身の健康はどこから生まれるかといえば、食と空気です。

なにしろ人の体は、食べたものと、その食べたものを酸化させて消化するための息、つまり空気からしか出来上がっていないのです。

そうであれば、いかに健康な食べ物を確保するか。

そしていかにおいしい空気を確保するかは、我が国最大の政治課題であるはずです。

ところが戦後の日本は、焼け野原で、かつ深刻な食糧難から始まりました。

結果として、食事はコンビニ弁当であろうがマクドナルドであろうが、とにかく食べることさえできれば良いという政策であったし、高度成長の頃には深刻な公害問題を経験したりもしてきています。

このため、戦後の食は、とにかく食べることができれば良いという時代があり、それがいまでは、美味しければもっと良いくらいの状況になっています。

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けれど、健康を考えたら、それだけではいけない。

良い土から生まれたファイトケミカルの強くて安心な食べ物をいただくことができるようにしなければならない。

空気も、緑地を潰して太陽光パネルを一面に敷き詰めるなどもってのほかで、国をあげて緑を大切にする文化を、あらためて取り戻していかなければならない。

そういう意味で我々は、現状の問題を知るだけでなく、その根幹にある大切なものを、しっかりと取り戻していく活動を進めなければならないのだと思います。

なぜなら、日本の覚醒が、世界を救うことになるからです。

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静岡県出身。国史研究家。倭塾塾長。日本の心をつたえる会代表。日本史検定講座講師&教務。インターネットでブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。 著書に「ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人」第1巻~第3巻。「ねずさんの日本の心で読み解く百人一首」がある。

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