「言論の自由」は幻なのか?ガーシー事件が世の中に示したもの
今回の一件を通じて、私たちは自分の発言が持つ力を理解し、それは責任を持って使用することの重要性を再認識する機会を得ることができたのである。ネット社会の中での自由な個人発言の線引きをこれからやっていくのだから、多くの失敗があって当然のこと。
ある種、ガーシーは先駆者だったからこそ、あちら側は危険を感じて見せしめにしたのかもしれない。
SNSであるX(エックス)も反響が沢山あった。
「自民党には弱い検察。ガーシーには強い。」というポストは1.5万いいね、がついていた。ある種これは日本という組織へのアンチテーゼである。
青汁王子こと、三崎優太さんは次のようにポストしている。
「ガーシーさんが悪だとしたら、人を貶めて儲けている週刊誌や、それに協力してる告発者も悪だろ。やってること大して変わらなくね?」、2.6万いいね。
次は美容外科医の麻生 泰氏のポスト。
「ガーシーさんは、相当に反省されていますし、二度と暴露チャンネルはやらないと宣言されています。常習性はありません。そして僕が暴露チャンネルはさせません。僕1人がどうこう言ったところで変わるものではないのですが、言論の自由を奪いかねない、この求刑には司法への落胆と憤りを感じます。
ネットを通して他人の醜聞の暴露で稼ぐ輩を減らすという意図は見えますが、おそらく見せしめにされてしまったんではないかと捉えます。言いたい事言えない世の中になりますね。」
本当に言いたいことを言えない世の中になってしまうのだろうか? それはないにせよ、「言論の自由」と「言論の暴力」は違うだろうし、そこに正義と悪という線引きが入るからカオスになる。
というより、そもそも言論の自由なんて幻ではないだろうか?
ガーシー事件の答えは一つしかない。虚偽か真実か、だ
ガーシーは反省しているというニュースもあったが、そもそも「反省」って、他人が見て分かるものでもない。
ただ、ガーシーと暴露された芸能人の問題の答えは一つしかない。真実か虚偽か。
それはわからない。ただ、ガーシーが虚偽だとすれば──(『施術家・吉田正幸の「ストレス・スルー術」』2024年2月10日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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image by:NHK応援チャンネル, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons