誰が嘘をついているのか?水原インタビューの矛盾
“借金の肩代わり”をメディアに公開することでの大きな弊害は、「大谷選手は高額年俸でお金持ちだから、本当に困っていたら(あるいは困っているフリをしていたら)借金を助けてくれるかもしれない」という印象を、世間一般多くの人たちに与えてしまいかねない点です。
これは大谷選手が自ら公開しない限り、水原さんが話すようなことではないと思います。
それに、当時まだドジャース所属という身分だった水原さんが、スポーツ賭博をして借金をしていたという事実すら、ドジャースの許可なくメディアに話せるような内容ではないのでは?
ESPN側が先にその事実を掴み、水原さんにインタビューしたという流れであっても、「その件について今はコメントできません」などと対応するのが普通だと思います。
逆に、もし借金を肩代わりしてくれたこと自体が本当に嘘だった場合、そんなバレるような嘘をスポーツメディア大手中の大手であるESPNに話すでしょうか?絶対バレるのに?
日頃から通訳をする水原さんならメディアの影響、そして言葉選びの重要性を理解しているはず。そんな水原さんがペラペラ話したのだとしたら、いったい何が起こったのだろう?と思わずにいられません。
どういう経緯でインタビューを受けることになったのか?なども今後報じられていくのでしょうか?もう、考えれば考えるほどわけがわからず「はぁ?」ですよ。
水原さんのコメントの矛盾は今後の捜査次第で明らかになると思いますが、これちょっとかなりまずいのでは。FBI捜査なので時間はかかるようです。
水原氏が利用していた賭博アプリ「DraftKings」とは
ところで、英語の記事を読んでいたところ、捜査対象となっている違法賭博屋以外にも、「DraftKings」というスポーツ賭博も利用したという水原さんのコメントが伝えられてます。
このDraftKingsはスマホで手軽にスポーツ賭博できるので、アメリカではかなり多くの人が知る有名アプリです。
まだXがツイッターだった時代、よく広告で表示されてましたし、たしかテレビCMかウェブ広告でも一時期すごく見かけたことがあるのを覚えてます。
私はまったく賭博をしませんが、そんな私のスマホ広告でも見るほどだったので、とにかく大量に広告投入していた時期があったのではないかと思います。最近のXでは、中華系EコマースのTemuや他の安価で便利な商品取り扱うEコマースサイトの広告が大量に見られるようになり、DraftKingsは見なくなったなーという印象です。
今後の水原さんですが、いろいろ心配ですね。捜査次第かとは思いますが、アメリカは何かで失敗しても再起を図ろうとする人を応援する傾向にあるので、すべてが終わったら、また経験を生かしたお仕事で頑張れるといいなと思います。
だってこれほどの経験をできる日本人はそうそういないですから。









