大谷翔平vs水原一平、最長「懲役20年」の衝撃。メジャー永久追放もかかる崖ぷっち法廷闘争で“存立危機”のMLBオンライン賭博

2024.03.27
by kousei_saho
t20240322
 

弊サイトでも既報のとおり、ドジャースを解雇された専属通訳・水原一平氏39)の違法賭博疑惑に関する声明を日本時間の26日に発表した大谷翔平選手29)。臨時通訳を務めるウィリアム・アイアトン氏35)を伴い報道陣の前に姿を見せた大谷は、自身の賭博への関連を全否定し、「彼(水原氏)が僕の口座からお金を盗んで、なおかつまわりの皆に嘘をついていた」と話した。

【関連】大谷翔平、声明発表も「限りなく黒に近い灰色」印象払拭できず。「普通400万ドルも送金されたら気づくだろ?」アメリカで“疑惑”がくすぶり続けるワケ

この声明に多くのネットユーザーが反応。

《話せることを自分の言葉で話したのが印象よかった》

《憶測は話さない。今わかっている事実だけを話した。それで十分だと思うんだけどな》

《これだけ注目されてる中で嘘なんか言ってあとからばれたら取り返しつかないから、大谷が話してたことは本当のことだと思う》

そして多くのファンたちが、大谷が日本全国の小学校にグローブを贈った際に添えたメッセージをポストした。

大谷野球しようぜ!

人生を“賭けた”法廷闘争になる可能性も

会見で大谷は、水原氏が大谷の口座に勝手にアクセスしてブックメーカーに送金した行為を知った弁護士が、「これは窃盗と詐欺なので、(水原氏を)警察の当局に引き渡すという報告をしました」と発言したが、水原氏の身に今後どのようなことが起こりうるのだろうか。こちらの記事でカリフォルニア州の弁護士資格を持つ村尾卓哉氏(41)が語った内容によると、「最大で懲役20年という刑罰も用意されている」という。これについて、実話誌で執筆経験を持つ50代の男性ライターは次のように話す。

「懲役20年と言ったら、MLB永久追放どころか人生そのものを棒に振るほどの長さです。裏社会の人間すら嫌がる刑期ですね」

一方の大谷はこちらの記事によれば、ジョニー・デップ(60)やレオナルド・ディカプリオ(49)らの弁護で知られるバーク・ブレトラー法律事務所に全面サポートを依頼したという。これにはネット上で

《やっぱり大谷にもやましい部分があるのでは?》

といった斜に構えた見方をポストする向きもいる。

「でも考えてみれば、仮に現在39歳の水原さんが懲役20年の実刑を食らうとなると、“シャバの空気”を吸えるのは60歳近く、つまり還暦の頃です」

さらにこう続ける。

「そうならないことを日本人ファンの全員が祈っていますが、仮に水原さんが司法取引やら何やらで『大谷も野球賭博に一枚絡んでいた』なんて言い出したら、下手すれば大谷のMLB永久追放もありうるということになってきます」

あくまで“仮に”と強調しておくが、そのような事態になる可能性が1%でもある限り、大谷にとっても水原氏にとっても絶対に負けられない、まさに人生を“賭けた”法廷闘争になるだろう。

なぜアメリカで“水原騒動”がここまでの大事となっているのか

そもそもなぜこの“事件”が、アメリカでここまで大事(おおごと)となっているのか。これに関しては、作家で米国在住の冷泉彰彦氏(64)が自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』の最新記事で、以下のように解説している。

仮の話になりますが、水原元通訳が野球賭博を運営している胴元と親密となり、要求されるままに、「今のピッチャーはあと打者2人で交代みたいだ」とか「自分のボスには今日は盗塁のサインは出ない約束らしいよ」などという情報をリアルタイムで提供させられているとしたらこれは深刻です。

先日掲載の記事でも触れたとおり、野球賭博はMLBにおいては重罪。4,000本安打を記録したピート・ローズは、監督就任中の野球賭博疑惑で1989年にMLBから永久追放処分を受けている。ちなみに当のピート・ローズ、こちらの記事によれば今回の騒動に対して、「俺にも通訳がいれば無罪放免だった」とのX(旧Twitter)での発言が大顰蹙を買っているという。

さらに冷泉氏の記事から引く。

一部の報道によれば、水原元通訳のスマホには不自然なぐらい頻繁にテキストメッセージが入っていたという証言もあります。その頻繁なメッセージが、借金返済の催促ならまだしも、内部情報の提供を強要するものであったら、これは本当に深刻です。

仮に水原氏がそのような行為を強要されていたとしたら、いかなる結果を招くのだろうか。

MLBとしてこれまで認めてきた合法オンライン野球賭博の、産業そのものの存立に関わる大事件ということになります。

【関連】 大谷翔平は“アメリカの罠”を克服するか?水原通訳の危険なテキストメッセージ…野球賭博の有無 最大焦点に

今回、水原氏が巨額の借金を追うことになったブックメーカーは違法の胴元、日本で言うところの競馬の“ノミ屋”という位置づけだが、MLBが認めてきた合法オンラインのスポーツベッティングも存在する。アメリカでは50州のうち40州で合法となっていることはよく知られる事実だ。それらの存立に関わる可能性があるため、MLBが今回の騒動に神経質になっているというのが冷泉氏の見立てである。

もしも水原氏が違法賭博ではない“賭け”で大谷の7億円を使っていたら

ここでさらに“仮に”のケースを考察してみたい。もしも水原氏が違法賭博ではなく、日本国内のパチスロ、たとえば『L北斗の拳』で、大谷選手の7億円を溶かしていたなら?X上にもこんなポストがなされている。

あるいは、透き通るような世界観で送る学園RPG『ブルーアーカイブ』で、超天才病弱清楚系美少女ハッカーの明星ヒマリにハマってガチャを回し続け、「固有3」と「絆100」を余裕で達成したうえ、明日28日11時から新たに開催される制約解除決戦「セトの憤怒」、そして「能力解放」に備えて7億円を課金していたなら?こちらもX上にこのような投稿が。

もしも上記のような“賭け”であったら、大谷と水原氏は現在のような状況に陥っていなかったと想像できる。甘美で優しい世界である『ブルーアーカイブ』であったならなおさらだ。

もちろん途方もない大金であることは間違いない。間違いないのだが、違法賭博やMLBが懸念するスポーツベッティングでなかったなら、大谷としても「一平さん、マジ勘弁してくださいよ!」とフルパワーで殴る程度で、わりと気軽に水原氏の借金を肩代わりできたのではないか。「2人だけの、誰にもいえない秘密」の共有である。

「誰にもいえない秘密」と言えば、実は腐女子界隈では、大谷×水原(いや、水原×大谷か)のボーイズラブからしか得られない栄養があるともされていた。またまたXから。

しかし水原氏に最長懲役の20年が下されるような事態となれば、そんな二人の仲を維持するのは不可能だ…。

print
いま読まれてます

  • 大谷翔平vs水原一平、最長「懲役20年」の衝撃。メジャー永久追放もかかる崖ぷっち法廷闘争で“存立危機”のMLBオンライン賭博
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け