異動の季節ですね。配属先が未訪問のところであれば、何もわからない土地は不安も多いと思います。無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、「方言」が強い地域出身者への注意点と、それをコミュニケーションに使う方法を伝授しています。
異動した先の「方言」分からない言葉にどう対応するか?
4月を迎える直前ということもあり、異動で遠くの店舗へ行くことになったという人もいらっしゃるかもしれません。
初めての異動だと不安ですし、遠くへ行くとなるとなかなかどうしてやっていけるかなと思っている人も中にはいることでしょう。
僕も異動や移動が多かった人間でして、地元佐賀県から、福岡→岐阜→福岡→栃木→東京と動いてきました。
東京へ来てからも関西へ応援へ行ったり、東北へ行ってみたりとありがたいことにいろんな地域での接客をさせてもらう機会がありました。
そうして感じるのが、異動した先での言葉づかいです。
というより方言ですね。
僕は佐賀出身なので、元々はかなり佐賀弁が強いです。
ですが、佐賀弁って他の地域へ行くとほとんど伝わりません。
伝わらないだけなら良いのですが、喧嘩腰に聞こえやすいらしく悪い印象に写りやすいのですね。
だから福岡で販売していた頃は、佐賀弁が出ないようにしていました。
その代わりに博多弁を覚えたので、(隣県なので近い言葉なのですが)博多弁で会話をすることもありました。
一方で、関東などに来てからはあえて博多弁をそのまま使うこともありました。
その方がお客様と仲良くなりやすい傾向にあったからです。
「え?九州の人?」みたいにお客様から聞いてくれることも多かったんですね。
博多弁は喧嘩腰には聞こえにくいので、選んで使っていたのです。
実はこれって異動でよくある悩みで、関西出身の方の中には関東へ来てみて「関西弁じゃない方が良いのでは」と考える人も多々いらっしゃいます。
それで標準語で喋っていたりしますが、いざ関西弁で接客をしてもらうと圧倒的にその人の素のようなものが見えて親近感が湧くわけです。
それだったら標準語に直したりせずに関西弁のままのほうが良いのです。
逆に佐賀弁のように強すぎたりあまりにわかりづらい方言の場合は、なるべく直した方が良い時もあります。
行く地域にもよるでしょう。