超売れっ子の人気女性声優の「X(旧Twitter)アカウント乗っ取り」が発端となり、現在SNS上の話題をさらっている“ドヤコンガ”騒動。女性声優・水瀬いのり(28)がハンドルネーム“ドヤコンガ”を名乗りネットでライバル女性声優たちに対する煽り投稿を繰り返していたのでは?という疑惑だが、まさに「事実は小説より奇なり」を地で行くかのごときアニメ声優業界の“怪事件”にネット民は興味津々という状況となっている。
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しかしながらこのドヤコンガ騒動を理解するにあたり必須となる“ドヤコンガ学”は、いくつもの謎が複雑に絡み合っているため、いわゆる初見殺しの要素が多いのも事実だ。“ドヤコンガ”は実は“二代目ドヤコンガ”であり、そのハンドルネームは“初代ドヤコンガ”から奪ったもので、つまり「ドヤコンガは2人いる」という初歩の初歩からして、もはやややこしさの極致だ。
「この関係性を把握するだけで、原付免許試験並の学習時間が必要でした」
と話すのは50代の男性ライターだが、さもありなん、である。そこで弊サイトでは9日、「イチから学ぶ『ドヤコンガ』の正体。人気声優・水瀬いのり本人なのか?スタッフなのか?『整形ばらし『口パク暴露』の真犯人は」を公開した。この記事にもネットユーザーは敏感に反応。
<大変ありがたいドヤコンガ騒動のまとめ>
<どういう状況かようやく理解できた>
<イチから読んだらほんとにわかった>
といったポストが相次いだ。それだけ難解を極める騒動だったと言えるだろう。
『文藝春秋』が報じた小池都知事の「学歴詐称疑惑」
そんな中にあって月刊総合誌『文藝春秋』は10日発売の5月号で、「『私は学歴詐称工作に加担してしまった』小池百合子都知事 元側近の爆弾告発」なる記事を掲載。
一部報道で、自民党派閥の裏金疑惑で党役職停止1年の処分を受けるも自民都議連会長を務める萩生田光一衆院議員(60)から、3戦目を目指す7月の都知事選への支援を取り付けたとされる小池百合子都知事(71)の「カイロ大学卒業」という経歴に関する重大疑惑だ。
『文藝春秋』に告発を行ったのは、かつて都民ファーストの会事務総長を務めていた“元側近”小島敏郎氏(75)。加えてYouTubeチャンネル「『週刊文春&文春オンライン』公式チャンネル」には、あの紀藤正樹弁護士が「必見」とする、小池氏が自著に「首席で卒業」したと記したカイロ大学時代の同居人女性が実名で「学歴詐称疑惑」を語った動画がアップされている。
この実名での証言はとても重要。特に都民にとっては必見です>小池百合子都知事の学歴詐称疑惑に元同居人が覚悟の実名証言(前篇) https://t.co/260g80dYBG
— 紀藤正樹 MasakiKito (@masaki_kito) April 10, 2024
もしも小池氏の学歴詐称が「真実」であるならば、公職選挙法違反に問われかねない大問題だ。
小池氏の「学歴詐称疑惑」を炎上から救ったドヤコンガ
小池氏に対する「学歴詐称の爆弾告発」は、都民はもちろんのこと日本中の関心が極めて高かったことは、Googleトレンドからも見て取ることができる。
しかし、である。通常であれば大炎上間違いなしの「小池氏学歴詐称疑惑」が、ある“スピン報道”でかき消されてしまったのだ。そう、それは他でもない“ドヤコンガ”騒動だ。
● Googleトレンド 過去7日間 小池百合子vsドヤコンガ 人気度の動向
10日午前7時の時点では小池氏を示す「青線」が大きく伸びているが同日12時には“ドヤコンガ”の「赤線」が逆転。このグラフからは、小池氏の窮地を“ドヤコンガ”が身を挺して守っていることが見て取れる。さらにグラフ下部の「地方で比較した内訳」に目をやると、小池氏が知事を務める東京都においても、“ドヤコンガ”が圧倒的に優勢となっていることが分かる。
● Googleトレンド 過去7日間 小池百合子vsドヤコンガ 地方で比較した内訳
“ドヤコンガ”騒動は、7月に知事選を迎える都民、そして政治全般に不信を持つ国民の目を小池氏のスキャンダルから逸らすための身代わり、すなわちスケープゴート(人身御供)だったというのだろうか。
ドヤコンガの“政治利用”という見方も
「小池氏学歴詐称疑惑」のスピン報道の可能性が指摘されている“ドヤコンガ”騒動。スピン報道とは、政権与党や有力政治家に浮上した重大な問題から世間の注意を逸らすためになされる、主に芸能ゴシップを大きく取り上げる手法で、これまでに何度も行われてきている。前出の50代男性ライターはこう話す。
「誰もが覚えているのは、19年11月に麻薬取締法違反の容疑で逮捕された沢尻エリカさんの件でしょうか。当時の安倍政権は『桜を見る会』をめぐる疑惑で野党やマスコミから袋叩きに遭っていましたから。鳩山由紀夫元首相がSNSでその疑惑を肯定するかのような投稿をしたことで大きな話題になりました」
さらに同氏は、その前年の11月のカルロス・ゴーン日産自動車会長の逮捕も、12月に可決された改正出入国管理法に対するスピン報道だった可能性が高いと指摘する。そんな男性ライターに、上掲のグラフを示してみた。
「確たる証拠はありませんが、小池都知事のあれだけの疑惑が炎上を免れているわけですから、その現象だけをみれば“ドヤコンガ”騒動が都知事を救っているのは事実ですよね。ドヤコンガが都知事の人身御供になったとでも言いましょうか。ドヤコンガの“政治利用”と言って差し支えないかもしれません」
ドヤコンガの“政治利用”という視点は新鮮だが、さらにこのような読みも存在する。「イチから学ぶ『ドヤコンガ』の正体~」でコメントを求めた、アニメーション全般に深い造詣を持つ40代の男性ネットメディア編集デスクはこう語る。
「“ドヤコンガ”騒動は、実はかなり前からネットで話題となっていました。それを有名インフルエンサーの滝沢ガレソさんが取り上げたタイミングが10日の朝10時と、あまりにも遅いんです。これはいろいろと怪しいという声も上がっています」
【悲報】人気声優・水瀬いのりさん、裏垢で同業声優をdisりまくっていた説が浮上
≪疑惑浮上経緯≫
水瀬いのり公式アカウントが、水瀬さんの写真を無断転載するユーザーに「水瀬さんの注意喚起が読めないバカ」と投稿
↓
上記投稿は即ツイ消しされたが、ほぼ同時に「ドヤコンガ」がXアカウント削除
↓… pic.twitter.com/ZSsTchyKn6— 滝沢ガレソ?? (@tkzwgrs) April 10, 2024
確かにガレソ氏が初めて“ドヤコンガ”騒動を取り上げたのは10日の午前10時14分。誰よりも早くさまざまな疑惑を取り上げる同氏にしては遅いという声が出ており、上掲グラフで小池氏の「青線」が一気に伸びた同日7時よりも遅かったという点も気になる。ガレソ氏に言わせれば「んなアホな」の話かもしれないが、そんな疑いを持っている人もいるようだ。
さらにネットメディア編集デスクからはこんな指摘も。
「キーワードとして考えた場合、“ドヤコンガ”と“小池百合子”には、ある種の互換性があるんですよ。ためしに、ほら、たとえばこれらの投稿の主語を、ドヤコンガと小池百合子で、相互に入れ替えてみてください」
さっそく試してみた。
ドヤコンガの人間的な面白さで逆にドヤコンガが今まで以上に好きになったまであるかもしれない。ドヤコンガのキャラ好きだったしドヤコンガの声まだ聞きたいからドヤコンガにはまだまだ頑張ってほしいわ。
— たちかぜ (@Tachikaze_Art) April 11, 2024
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小池百合子の人間的な面白さで逆に小池百合子が今まで以上に好きになったまであるかもしれない。小池百合子のキャラ好きだったし小池百合子の声まだ聞きたいから小池百合子にはまだまだ頑張ってほしいわ。
二階みたくドロンするかもしれない、小池百合子は。
— ?東京暗黒街の散歩者?выгнать Путина (@KCB20180807) April 11, 2024
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二階みたくドロンするかもしれない、ドヤコンガは。
なるほど、どちらも日本語として違和感がない。きちんと意味は通っている。
「まったく違和感がないからこそ、小池さんとドヤコンガの関係を怪しむ声が上がっているんでしょうね」
ともあれ都民は7月、どのような審判を下すのだろうか?
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