自己認識と同じぐらいに、チーム内の特性把握も大切である。例えば自分がアイデアマンタイプであっても、チーム内にもそういう人がいたら、そこを譲って責任側に徹底的に回る方がいいこともある。
学年集団、子ども集団はどうだろうか。
自分が若手であれば、学年集団における責任者ポジションは確実に無理である。代わりに何ならできそうだろうか。
逆に自分が学年主任であれば、責任者ポジションは逃れられない。(ここは対子ども集団では絶対のデフォルトである。)その上で、どこは任せられるか、自分がやるべきか。チーム内の特性把握が必須である。
チーム内が自分よりも若手だらけなら、全部仕切るのは得策ではない。やたら自分が出るよりも、新鮮なアイデアをもらって、多少無理な業務でも回してもらった方がよい。
自分が学年主任であっても、自分と同レベルの経験者、あるいは上の人だらけということも有り得る。その場合、責任者の部分だけもらって、後は任せる方が得策である。(大抵、メンバーがそれぞれの思惑で上手くやる。自分が出しゃばるとろくなことにならない。)
子ども集団で考えると、相手はどういう子どもたちか。高校生や中学生相手の場合はもちろん、6年生と1年生では当然違う。どれぐらい任せるべきか、教えるべきかを調べる期間である。
4月のこの期間は、とりあえず方針を示し、何をすべきか明示するというのが良い。変更は後でいくらでもできるが、最初から無策はまずい。
学年集団づくりや学級づくりのステップも、集団の状態、メンバー次第である。「絶対これ!」と思い込みすぎず、聴診、打診をしながら調整していきたい。
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