むちゃ食い症は「ネット上の認知行動療法で改善する」という研究結果

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過食性障害とも言われる「むちゃ食い症」は、ネット上の認知行動療法で改善するのでしょうか? 今回のもりさわメンタルクリニックの無料メルマガ『精神医学論文マガジン』では、海外の研究を紹介しています。

むちゃ食い障害(症)に対するインターネット上の認知行動療法

◎要約:『むちゃ食い症に対するウェブサイトの認知行動療法は、症状自体と症状の背景となる様々な側面に効果を認める可能性がある』

今回は、インターネット上のウェブサイトで提供される認知行動療法がむちゃ食い症( Binge Eating Disorder)に有効なのか調べた研究をご紹介します。

Effectiveness of a Web-Based Cognitive Behavioral Self-Help Intervention for Binge Eating Disorder

A Randomized Clinical Trial

ドイツ(ドイツ語圏)における研究で、むちゃ食い症の診断基準を満たす154人(平均35.93歳、96.10%が女性)が対象となりました。

ウェブサイトによる認知行動療法を提供したグループと待機グループ(介入なし)を比較しています。

結果として以下の内容が示されました。

・ウェブサイトによって認知行動療法を提供したグループでは、むちゃ食いエピソードの数、全体的な食行動に影響する心理、臨床的な障害の程度、生活の福祉的側面、抑うつ、不安、自尊心、感情制御の点で、待機グループよりも改善を示していました。

他の何らかの介入を行った場合との比較なども必要かとは思いますが、様々な点で有効性が確認された内容でした。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 もりさわメンタルクリニック 【発行周期】 日刊

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