なぜ、左脳派の人が右脳を使うためには「100マス計算」が有効なのか?

 

例えば、100マス計算ってありますよね。あれの一桁の足し算でも良いんです。

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これの一番上の問題は、9、4、7、0、5、2、6、3、1、8という数字が並んでいて、それらの数字に9を足した答えを書くわけですけど、これをあなたの脳力を全開にしてやるのです。この紙には全部で9問あるんですが、これを何秒で全問書けるかを計測するんです。これなら30秒以内、できれば20秒を切って欲しいところです。

そして20秒を切るためには、一問一問問題を見ていたら間に合わないことが分かって、答えを書きながら次の問題を右眼で見て準備をするという動きが必要になることも分かるはずです。そうやって解いていくと、感覚が切り替わる感じがするはずです。どういうことかというと、左脳で計算しているのではなく、別な脳みそが動いている感覚がするはずなんです。この感覚がしないのなら、まだ速度が遅いんです。左脳で計算できるレベルでやっているということです。左脳の限界を超えることを目指して、呼吸を止めて、これ以上速くペンを動かせないというレベルでやるんです。

そうしたら何か陶酔した気分になというか、集中するというか、いつもの日常で感じる感覚とは違うモノが立ち上がるんです。これが右脳に仕事をさせている感覚です。

実はこれ、どんなことでも良いんですよ。例えばPCでノートパッド(メモ帳)に、「あいうえお~」の五十音を全部をタイプする速度を測ってこれで最短の秒数になるように打つとかでも同じですから。あなたの身体の限界に到達して、これを飛び越えようとすると、何か別な感覚が立ち上がることがありますから。

この感覚を意識して立ち上げることができるようにすると、いつもとは違う奇跡みたいなことができたりするんです。ちなみにこれは、幼児向けの右脳開発教室でもやっているワークなんですけどね。

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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