世界中が驚愕。街を清潔に保ち「安心安全」を実現させる親切な国ニッポンへ移住したがる外国人たち

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昨年ついに5兆円を突破し、過去最高を記録したインバウンド消費。円安の影響が大きいとはいえ、今年の訪日外国人数も順調な伸びを見せています。そんなインバウンド客の「口コミ」も後押しとなって海外からの日本への移住希望者が増加すると見立てるのは、ファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さん。今回坂口さんはメルマガ『j-fashion journal』にそう予測する根拠を記すとともに、移民の増加が日本にもたらす影響を考察しています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:潔癖から猥雑へ

潔癖から猥雑へ。潔癖の国・日本に移住したい外国人は増加する

外国人が驚愕するゴミ一つ落ちていない日本

戦後、日本は清潔になった。最近、テレビで外国人観光客が「日本は清潔で道路にゴミ一つ落ちていない」と言っているのを聞くと、少し面映ゆい感じがする。日本だって戦後から東京オリンピックの頃までは、不潔で汚かった。道路は砂利道だったし、ごみやタバコのポイ捨ても当たり前。酔っ払いが立ちションする光景も見慣れたものだ。それが、どんどんきれいになっていった。

日本が清潔になった理由は、日本人が法律や社会常識を守るようになったからだ。言い換えれば、法律を守らない人たちを徹底的に排除したからだ。

平気で道路にごみを捨てる人には、もっと大きな問題を感じている。例えば、「他人の物を奪ってはいけない」「他人を傷つけてはいけない」というルールさえ守れない国は少なくない。強いものが弱いものを支配すること、金持ちが貧乏を支配することを当然だと思う。あるいは、特定の民族や異教徒は弾圧して良いと思う。そんな環境で生活をしていれば、ごみのポイ捨てなど取るに足らないことだ。「ごみを捨ててはいけません」と注意したら、「うるせえ」と殴られるかもしれない。

ギャング、マフィア、ヤクザ等が、肩で風切って歩いているような地域では、違法行為や違法ビジネスが行われる。当然、法律を守る意識は希薄になる。住民全体が「法律があっても守る必要はない」と思っていたら、法律は機能しない。

街を清潔に保つには、街を汚してはいけないという法律を定め、全員がそれを守ればいい。理屈はそうだが、実現するのはとても困難だ。

それを日本は易々と実現している。そこに、外国人は驚愕しているのだ。

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