食事のリズムが乱れると「不安やうつになりやすい」という研究結果

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朝、昼、晩の食事のリズムが崩れることで精神状態にも悪影響が出るそうです。今回のもりさわメンタルクリニックの無料メルマガ『精神医学論文マガジン』では、それに注目した研究結果を紹介しています。

食事のリズムと精神状態

◎要約:『シフトの昼夜によらず、食事のタイミングが遅かったり、間隔があいたりすると、不安やうつの生じる可能性が高くなるかもしれない』

今回は、航空関連企業に就労しているシフトワーカーにおける食事リズムと精神状態に関して調べた研究をご紹介します。

航空関連勤務の食事リズムと精神状態

Dietary Rhythmicity and Mental Health Among Airline Personnel

中国の航空関連企業に就労しているシフトワーカー(パイロット、フライトアテンダント、安全管理担当者などを含む)22,617人(平均29.1歳、男性60.6%)が対象となりました。

結果として、以下の内容が示されました。

・昼間の勤務で全体的に摂食のタイミングが遅れる傾向があるとうつが多くなっていました(1.35倍)。

・昼間の勤務で夕食の時間が午後8時以降に夕食を摂る場合には、それ以前に摂る場合に比較して不安やうつが多くなっていました(例:不安で1.78倍)。夜間勤務の場合にも同様の傾向がありました。

・12時間以上の摂食間隔があく場合にもうつや不安が多くなっていました。

勤務の時間帯が不規則でも、せめて食事の時間帯は適切に固定して、生活リズムの精神状態への影響を少なくする必要性を感じる内容でした。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 もりさわメンタルクリニック 【発行周期】 日刊

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