NEV販売も先行き不透明
しかしそれも先行き明るい、とは言えない。NEVの新車生産・販売は7月、それぞれ前年同月比22%増、27%増と堅調そうに見える。
しかし、中国NEVの代名詞ともされるBEVだけを見れば、販売は同3%増にとどまる。BEVの1~7月新車販売は前年同期比10%増まで低減している。
BEVは月ごとの販売ではそろそろマイナス成長になりそうだし、2024年通年でも大きな成長率は望めそうもないのが現状だ。
堅調なのはPHEVのみだが
BEVに比べ、PHEV(REEV)は堅調だ。7月の新車販売は前年同月比81%増を記録しており、1~7月でも85%の成長を維持している。
PHEVのBYD、REEVの理想(Lixiang)、ファーウェイ「鴻蒙智行(HIMA)」の躍進による。ただしこれでさえ、中国の国内販売自体が弱含んでいる以上、当然これが永続するわけもなく、2024年限定の現象になる可能性もある。
「巻き」と呼ばれる皆が死に急ぐように、値下げ含む悪性の競争が蔓延している中国の自動車業界は日系含む外資の苦境という形で今は顕在化しているが、それにとどまるものにはならないと見るべきだ。
出典: https://mp.weixin.qq.com/s/6zc2afFLdm3seIcc-biAiw
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