180円スニーカーの『ヒラキ』が、なぜお菓子専門店を作ったのか?

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激安販売で有名な「靴のヒラキ」。180円スニーカーで有名になったあの店が、お菓子を取り扱うようになったと話題になっています。そのマーケティング方法について無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の著者で、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが詳しく紹介しています。

「靴のヒラキ」が菓子店をオープン!? “客層かぶり”の異業態を狙え!!

経営環境の安定を求めることが困難な、現在の経済状況。

一部の企業は好調を維持しているものの、その他ほとんどは、不安定な状況から脱するために、紆余曲折、試行錯誤を繰り返しています。

そんな中、異業種・異業態への参入を模索する企業も少なくなりません。

すなわち、本業以外で収益を確保しようという試みです。

兵庫県を中心に、靴の激安販売店を展開する「靴のヒラキ」もそのひとつ。

180円スニーカーで一躍有名になり、通販で一気に業績を伸ばした企業です。

安さの秘密は、海外メーカーで委託生産を行うことで、商社や問屋を介さずに直接取引しているところにあります。

古くからの商習慣を見直すことで、激安販売を実現しているのです。

しかし、靴だけを売り続けていても、ビジネスの発展性は望めません。

そこで、異業種・異業態への参入を検討。

かねてより、お客さまからの扱って欲しい商品の要望も多かったことから、生活に関連する商品を充実させることにしました。

靴店に来てくれる客層は、幼児から高齢者と幅広いため、その誰もが必要とする生活関連に的を絞ったのです。

寝具・布団、インテリア雑貨、バス・トイレ・洗面用品、キッチン用品、収納用品、掃除・洗濯用品、文具・日用雑貨、傘・レイングッズ、ファッション雑貨、バッグなど。

百貨店か総合スーパーのような品揃えとなっていきました。

「靴のヒラキ」の店舗は、比較的地方にあるため、1ヵ所で何でも揃うお店は、地域住民にとって、非常に有難い存在となっています。

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