そんな「靴のヒラキ」が、次にオープンさせたのが、お菓子専門店「おかし館」です。
約2100アイテムを揃えた、お菓子のデパート的なお店です。
しかも、そのうち約600アイテムは、懐かしい駄菓子。
大人から子どもまで、おしゃべりしながら、楽しく買うことができます。
お正月用、パーティ用、地域のイベント用など、大量買いするお客さまがたくさんやって来ます。
1~2時間掛けて、車でやって来るお客さまもいます。
ここのお客さまは家族連れが多いため、来たついでに、隣接するヒラキ本体で買い物をして帰ります。
これが狙いです。
靴店、生活用品、菓子店の客層は、すべて同じ。
しかし、靴店だけでは、目的買いなので、買いたい人が単独でやって来ていました。
そこにお菓子専門店まであれば、家族全員が一緒に来てくれます。
レジャー感覚でやって来るのです。
ここに来れば、すべてが揃うので、客層の全部を取り込むことができます。
ショッピングセンター並みの機能を備えたのです。
しかも、すべてが激安に販売されています。
地域の人びとにとって、これほど便利で役立つ存在はありません。
靴店の客層が欲しているものを探り、臆することなく異業態に参入した結果が、さらにお客さまの満足度を高めることとなったのです。
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