【事例3】脱税
これも論外です。協力できるはずがありません。
ある日、業績V字回復した方と一緒に飲んでいたとき、税金対策の話題になりました。
私は税理士ではないし、節税のアドバイスを税理士でない者がしてしまうと大怪我するという事を身近な事例で知っていたので、かなり慎重に、彼の話を聞きました。いや、慎重にというより、聞き流すような感じでしょうか。
案の定、酒が回ってくると彼は、節税というより脱税といったほうがいいレベルの話を持ちかけてきました。
「ねえねえ、お金払うからさ、xxx万円の領収書を作ってよ」とか、そういった類の相談です。
もちろん、丁重にお断りしました。
脱税は、やった人だけでなく、それに協力した人も罪に問われますから。
【その他】
うちの場合、儲かっていない中小企業とのご縁が多いので、どちらかといえば節税・脱税のような相談はほとんどありません。
比較的多いのは、差押え回避のための財産隠しです。
でもこれは、協力した者にも同罪リスクが伴いますし、スキーム的にも難易度が高いですし、私の流儀にも反しますので、とにかくお断りしています。
私の流儀は、財産の有無については正直にさらして、最悪の場合、取られることを覚悟したうえで、それでも事業再生するというやり方です。
(メルマガ『『倒産危機は自力で乗り越えられる!』 by 吉田猫次郎』2024年8月20日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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