24h営業から自販機まで。なぜ札幌では「サンドイッチ専門店」が繁盛しているのか?

 

まずは、サンドイッチにそれほどの需要があるということ。

ガッツリとした主食にはなりにくく、おやつには重い。

一般的には、軽食・間食という位置づけではないでしょうか。

コンビニの棚に並んでいるのが、サンドイッチの居場所として、しっくりくると思います。

しかし、専門店で約40種類が並び、24時間売れ続けているのです。

これは、ここのサンドイッチが、主食としても、間食としても、おやつとしても、買われているだと推察できます。

美味しいという評価はもちろん、ボリュームがありながら安いということも、売れている理由です。

安いので、主食になるほどの量を買うことができます。

1つ200~300円程度。

ボリュームを考えると、コンビニより3割ぐらいは安いのではないでしょうか。

しかも、お客さまに飽きられないように、常に新商品を投入し続けています。

また、店舗や自販機によって、限定の商品があり、探す楽しみも提供しています。

パンにもこだわりがあり、きめ細かでしっとりとした食パンを自社製造し、サンドイッチの具材によって違う厚さにして、使用しています。

美味しいサンドイッチを安く買うことができるお店。しかも、24時間いつでも。

これが、札幌市民や旅行客を魅了している理由です。

サンドイッチの市民権が、これほど大きくなっている地域は他にありません。

このお店が、サンドイッチ文化をここに根づかせたのです。

非常に興味深いマーケットだと言えます。

image by: Shutterstock.com

佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント)この著者の記事一覧

なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座 』

【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

print
いま読まれてます

  • 24h営業から自販機まで。なぜ札幌では「サンドイッチ専門店」が繁盛しているのか?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け