自社の設備を用いて他社ブランドの製品を作るOEM。イメージとしては「大手企業が手掛けるもの」と思ってしまいがちですが、飲食店にも受注のチャンスは十分あるようです。今回のメルマガ『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』では外食・フードデリバリーコンサルタントの堀部太一さんが、飲食店OEMのニーズや大手に対する優位性を解説。さらに具体的な営業方法や送付するメッセージの文面を紹介しています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:飲食店でも考えられるOEM受託のチャンス
飲食店でも考えられるOEM受託のチャンス
ある程度「店外売上の付加」を考えるなら、
- レトルト機
- 急速冷凍機
この辺りはあるあるな機材になりますし、カフェ業態ならば製菓機械なども。
ただこの辺は普通に買うと高い!その為、補助金が出るときに買うことが多いと思います。
しかし買ったけど、そんなに稼働していない…。それは宝の持ち腐れにもなります。
そんな時、意外とOEM受託もあるよね。今日はそんな話を書いていきます。
■OEMとは?
OEM(Original Equipment Manufacturer)。
ざっくり言えば、他社さんのものを作るよ。このようなサービスです。
自分達の製造ラインの中で作ったものをそれを望む人に納品する。
買った人はそれを「自分達の名前」で販売するので、
- 作る方は既存ラインなので手間なし
- 買う方は安価にオリジナル商品が作れる
この辺りでニーズがある流れです。
商流の中でそれが多い事業で見ると、
- おせち
- クラフトビール
この辺りですね。
■OEMを受託するに辺り優位性はどこか?
とはいえ、飲食店のOEMなんて大手メーカーに対して優位性ないでしょ?
これが一番最初にぶち当たる壁です。しかし意外なところに優位性があるんです。
それは「ロットの小ささ」です。
やはり大手メーカーの機械はデカい!
デカいと1回の製造ロットが大きいので、サンプルや契約数量も大きくなります。
しかし飲食店で導入する機械だと、良くも悪くも1回の製造ロットが小さい。
その為、小ロットでサンプルも製造も可能に。これが優位性になってくる訳です。
■営業はどうするのか?
優位性はあるが、どうやって案件を獲得するのか。これで今本当に有難いのがインスタのDMです。今一番営業効率が良いと言えるのではないでしょうか。
文面のイメージとしてはこんな感じです。
貴社オリジナルの◯◯を作りませんか?
初めまして、▲▲の堀部と申します。
以前より貴社インスタを拝見させて頂き、弊社サービスでお役立ちできるのでは?と思い今回ご連絡をさせて頂きました。
弊社では◯◯を一つ一つ自社製造しており、大手メーカーと異なり小ロットでオリジナル商品を作る事が可能です。
弊社商品の特徴としては、
- あああ
- いいい
- ううう
でございます。
小ロットかつ、貴社が適正粗利となる金額で作ることが可能でございますので、オリジナル◯◯にご興味ございましたらご返信頂けると幸いです。
内容的には普通ですよね。ただこれをテレアポしたり、会社のinfo経由で送るより圧倒的に効率的。
- おせち
- クラフトビール
- 自社焙煎コーヒー
- チョコレート
- レトルトカレー
この辺りはとても相性が良いです──(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2024年8月26日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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