焼肉 牛角の女性半額を「性差別」と騒ぐ“弱者男性”に冷めた視線。主語はデカいのに器が小さい?「おごる側も助かるだろ…」強者男性の指摘も

2024.09.02
by 東山ドレミ
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焼肉チェーン『牛角』の女性限定半額キャンペーンが炎上している。「男性差別だ」と批判されているのだが、一方では単に「モテない男性のひがみ」との反論も。男女カップルや家族での利用を想定したキャンペーンにケチをつけるのはお門違いという見方だ。

牛角が食べ放題「女性半額」で炎上、「男性差別だ」の批判も

レインズインターナショナルが展開する焼肉チェーンの『牛角』が9月2日、期間限定で女性のみ食べ放題コースが半額になるキャンペーンを開始したところ、SNSで「男性差別だ」「時代錯誤だ」といった批判が巻き起こる騒動となっている。

この女性半額キャンペーンは、食べ放題の「牛角コース」と「堪能コース」が対象で、事前予約により、牛角コースが3,938円から1,969円に、堪能コースが5,258円から2,629円になるというもの(いずれも税込価格)。

カップルや家族での利用を想定したキャンペーンだったが、思わぬ騒動に発展し、Yahoo!ニュースなどでも大々的に取り上げられる事態に。ネットメディア編集デスクが説明する。

「“あの牛角が男性差別で大炎上”といった趣旨の記事で、これまで自分たちの女性差別を糾弾されてきた男性たちが、ついに反撃の狼煙をあげたか、という構図で報じられています。近年、映画館のレディースデーが相次いで廃止されたなどもあり、それを念頭に、牛角の時代錯誤な“女性優遇”を批判する向きもあるようですね」(ネットメディア編集デスク)

《牛角の男性差別に猛抗議する!こんなの、許される訳ねぇに、決まってんだろ》

《男女平等とか言ってるけど、女性優遇に女が抗議しているのを見たことがない》

《オンナだけ半額ってひどい話。今という時代にそぐわない性差別だと思います》

《いいかげんに牛角はアップデートしろよ。もう昭和じゃないんだから》

など、大上段から男性差別反対を訴えるコメントはSNSでも多数見つかる状況だ。

牛角叩きは“弱者男性”のひがみにすぎない?

ただ、昨今のSNSでは意図的な男女対立煽りや自動投稿botが跋扈している。単にコメントやいいねの数だけで“世論”を推し量ることはできない。

冷静に考えると、女性客の料金が半額になったからといって、男性客が損をするわけではない。恒常的な女性半額なら、隠れコストを男性側が負担しているとも考えられるが、今回の牛角はあくまで期間限定のお得なキャンペーン。なぜ男性たちが激怒するのか理解できない、という意見もまた多いという。

「たとえ自分は損をしなくても、女性たちが得をするのは許せない、という男性側の被害者意識が強く働いている印象があります。今回の騒動で特徴的なのは、オトコの側も決して一枚岩ではないということ。焼肉の価格設定にかこつけて『男性差別反対』を叫ぶのは、いわゆる“弱者男性”たちのひがみにすぎないという冷めた見方が、意外なことに当の男性たちからも支持されているんです」(前出のネットメディア編集デスク)

そもそも牛角は、今回の「女性半額食べ放題」キャンペーンを「焼肉デートで牛角を選べば1,969円お得」と銘打って展開している。デートをする相手がいない“弱男”が、それにケチをつけるのはお門違い、というのだ。

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