レバノン一般市民も犠牲「ポケベル殺傷テロ」で噂される「次に爆発しそうなヤバい機器」とは?第三次世界大戦はiPhone連続爆発から始まるとの見方も

2024.09.19
by 東山ドレミ
 

「もしiPhoneだったとしたら?」スノーデン氏が世界に警告

従来、ネットでは、スマホの“盗聴被害”を心配する人が「病院に行ってこい」「頭にアルミホイルを巻いておけ」と揶揄されることがよくあった。だが、もう絵空事や陰謀論と笑っていられない。「盗聴どころか、端末を爆発させることすら可能」というのがこれからの時代の“新常識”になりそうだからだ。ネットメディア編集デスクが説明する。

「アメリカ政府による世界規模のネット監視網を内部告発し、ロシアに亡命した元CIAのエドワード・スノーデン氏が、Xで興味深い発言をしています。同氏は今回のイスラエルによる攻撃を『犯罪だ』と強く非難。その中で、ごく当たり前のように、『もしポケベルではなくiPhoneに爆弾が仕掛けられていたとしたら?今や世界中の誰もが危険に晒されている』と注意喚起したんですよ」

エドワード・スノーデン氏(41)は、アメリカ国家安全保障局(NSA)および中央情報局(CIA)の元局員。同氏が存在を暴露したNSAの極秘ネット監視ツール「PRISM(プリズム)」に関しては、弊サイトでも4月の記事でご紹介したことがある。

同氏は、今回のイスラエルの攻撃を「ユナボマー(全米を震撼させた連続爆弾事件)」方式のブービートラップであると指摘。その卑劣な手口によってヒズボラ構成員の100倍以上の新たな敵を生み出す結果となっており、軍事的な観点からも愚策だと批判している。

「そのスノーデン氏によると、日本のあらゆる重要インフラにはすでにマルウェア(不正プログラム)が仕掛けられているという話もあります。日本が米国との同盟を破棄した場合、マルウェアが起動して送電網などがすべてダウンし、わが国は壊滅状態になると。映画『スノーデン』が公開された7年前には眉唾モノの説でしたが、レバノンへの遠隔攻撃をみて、あらためて現実味を帯びてきたと感じる人が増えているようです」(前出のネットメディア編集デスク)

いまや身の回りのほとんどの電子機器は海外製、もしくは海外から輸入したパーツでつくられた製品ばかりだ。レバノンの惨状は日本の安全保障とも密接に関わっている。家庭や職場のスマホ・小型家電が次々に爆発し、全国のインフラも完全に沈黙する――万一そんな事態になったら、果たしてわが国に対抗手段はあるのだろうか?

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