石破“新総理”はどう動く?意図的に忘れられるウクライナ、透けて見える「できるだけロシアを刺激しない」という各国の意図

 

重要な場に日本の首脳が不在という懸念すべき事態

来週、UNでは首脳が集って、表舞台の一般討論演説の他に、水面下でclosed sessionsでいろいろな議論がトップレベルで行われます。そこで世界の今後について意見が交わされ、解決に向けた戦略も練られるものと信じていますが、9月が終わるころまでに前向きな動きが表出し、加速する見込みを示すことが出来なければ、一気に国際情勢は不安定化します。

そのような重要な場に日本の首脳がいないのはとてもとても懸念すべき事態ですが、次の自民党総裁、そして総理大臣に選ばれる新しいリーダーは、この混迷極まる世界の中でどのように振舞い、存在感を出していくつもりでしょうか?

至る所で外交的な折衝が繰り広げられるニューヨークの“いつもの”様子を見、自分も部分的に参加しながら、ふとそんなことを考えてしまいます。

未来サミットは私たちに希望の未来像を示すことが出来るのでしょうか?そして年次総会は、荒れ狂う国際情勢に少しでも明るい希望の光を見出す手助けができるのでしょうか?

祈りと希望をもって、今週の国際情勢の裏側のコラムを閉じたいと思います。

以上、ニューヨークより、今週の国際情勢の裏側のコラムでした。

(メルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』2024年9月20日号より一部抜粋。続きをお読みになりたい方は初月無料のお試し購読をご登録ください)

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