小倉智昭さん死去に元パソコン少年が抱く想いとは?「パソコンサンデーのオグラさん、どうか安らかに…」とくダネ!しのぐ昭和の名番組

2024.12.10
by 東山ドレミ
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フリーアナウンサーの小倉智昭さんが77歳で死去。SNSには追悼メッセージや『とくダネ!』など出演番組の思い出が多数投稿されている。そんな中、「自分にとって小倉さんと言えばこれ」と多くの人が言及している隠れた名番組が『パソコンサンデー』だ。

小倉智昭さんが77歳で死去、SNSでも悲しみ広がる

闘病を続けていたフリーアナウンサーの小倉智昭さんが9日、ぼうこうがんのため都内の自宅で死去した。77歳だった。

『世界まるごとHOWマッチ』(毎日放送)、『巨泉のこんなモノいらない!?』(日本テレビ)、『タミヤRCカーグランプリ』(テレビ東京)では軽妙なナレーションで視聴者を楽しませたほか、『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ)で実に22年間にわたって司会を務めた小倉さん。

訃報が伝わるとSNSではお悔やみの投稿が急増。とりわけ『とくダネ!』における「朝の顔」のイメージは鮮烈だったようで、「あまたつー!」の呼びかけが耳に残って離れない、との追悼メッセージが相次いでいる。

そんな中、絶対数こそ『とくダネ!』関連におよばないものの、「自分にとって小倉さんと言えばこれ」と多くの人が言及している番組がある。それが『パソコンサンデー』(テレビ大阪)だ。

「パソコンサンデーの小倉さん」を惜しむ声多数

『パソコンサンデー』は今から約40年前、1982年3月から1989年6月にかけて毎週日曜朝に放送されていたパーソナルコンピュータ関連情報番組。司会の小倉さんは、すでにこの頃から「朝の顔」だったわけだ。

番組ではCMスポンサーであるシャープ製パソコンのMZシリーズやX1シリーズ、そして多くのパソコン少年にとって憧れだったX68000シリーズを中心に、ソフト紹介やプログラミング講座、開発者インタビュー、ゲーム攻略など多彩な内容が取り上げられた。

ファミコンブームと同時期にあたるものの、まだまだ「マイコンやパソコンは暗いオタクの趣味」というネガティブなイメージが根強かった時代に制作された革新的番組。この時期にパソコンに興味を持ち、あるいはプログラミングを覚えた子どもや若者たちは、やがて日本のIT業界やゲーム業界をリードする人材に育っていった。

そんな経緯があるからか、元パソコン少年少女たちにとって「パソコンサンデー司会の小倉さん」はあまりにも大きな存在となっている。そのことがうかがえる追悼のメッセージを、Xからいくつか引用させていただこう。





とくダネ!の小倉さん、タミヤRCカーグランプリの小倉さん、パソコンサンデーの小倉さん――たくさんの「小倉さん」が故人の生前の活躍を物語っている。惜しい人がこの世を去ってしまった。謹んで哀悼の意を表したい。

※本記事内の投稿につきましては、X(旧Twitter)のポスト埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

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