「闇バイトの募集者の保護が125件」に思うこと
警察庁が、Xの動画にて、闇バイトに応募した人、その家族を保護することが伝えられたのが、10月18日です。それから、1カ月半ほどで闇バイトの募集者の保護が125件になっているとのことです。
そもそもこうした応募者の身分証をたてにとって、犯罪行為を積み重ねてきた手法はかなり前から行われていますので、どれだけ多くの人がこの手口で犯罪行為をしてきたことでしょうか。
それまでにも、闇バイトで手を染めた人たちのなかには「逮捕されてほっとした」という言葉を話す人もいました。その言葉の意味がようやく社会に届き始めたといえます。
保護した人の割合は、10代が約3割、20代が約4割ですが、30代、40代、50代以上が約1割ずつだということです。やはり中高年の闇バイトでは銀行口座、携帯電話の犯罪ツールの提供に手を貸しだす傾向が多いようです。
闇バイトでは、現金を受け取る「受け子」やATMからお金を引き出す「出し子」だけを募集しているのではありません。犯罪の道具の調達など様々な募集もありますので、手口を知り、加害者にならないようにすることが必要です――(この記事はメルマガ『詐欺・悪質商法ジャーナリスト・多田文明が見てきた、口外禁止の「騙し、騙されの世界」』2024年12月16日号の一部抜粋です。続きは、ご登録の上お楽しみください、初月無料です)
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