生徒の髪を切り携帯も解約。行き過ぎた指導で生徒を自死へと追い込んだ「大阪清風高校」という隠ぺい組織

 

憔悴しきった生徒を追い詰めるのが本当の教育か

前提として、私は不正に関しては嫌悪感を持っています。先日、私はあまりの睡眠不足と疲労で、目を覚まそうと寄ったコンビニで、カップのホットコーヒーを頼みました。いつもはMサイズを頼むのですが、トイレが近くなってはいけないという思いが頭を過り、Sサイズを頼みました。しかし、いつもの癖で、Mサイズの濃いめを押してしまったのです。

私はすぐに事情を店員さんに説明し、何度も謝罪をして、Mサイズの料金を払いました。

店員さんからは、あなたは正直すぎるよ。と言われてしまいましたが。

一方、人の欲などを起因としたトラブルを調べることを生業としている本業探偵であるがゆえに、人は弱い生き物であるということは嫌というほど見てきました。だからこそ、何かをきっかけに不正に手を染めてしまうことは誰にでもあろうと思うのです。

だから、私はカンニングという不正行為は許容できません。自分も絶対にしません。

ですが、本件で詳しい話を見て聞いていて、その経緯で本人がそこまで追い詰められていく様子もよく分かったし、カンニングをしてしまった本人が、本当に反省して後悔している様子は、よくわかりました。憔悴しきっている生徒を教師らがさらに追い詰めていく過程もよくわかりました。

誰かが被害を受けているわけではない中で、こういう場合にこそ、真に更生の可能性が高く、ただ単にスパルタに追い詰めるのではなく、自分を見つめ直す時間を与える方が、本当の教育だと私は思うのです。

人はよく間違えます。何かの後悔がない大人がいないように、誘惑に負けてしまったり、失敗してしまったり、間違えて悩んで人は成長するのではないでしょうか。それが人間らしいと私は思うのですが、皆さんはどうお考えでしょう。機会があれば教えてください。

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社会問題を探偵調査を活用して実態解明し、解決する活動を毎月報告。社会問題についての基本的知識やあまり公開されていないデータも公開する。2015まぐまぐ大賞受賞「ギリギリ探偵白書」を発行するT.I.U.総合探偵社代表の阿部泰尚が、いじめ、虐待、非行、違法ビジネス、詐欺、パワハラなどの隠蔽を暴き、実態をレポートする。また、実際に行った解決法やここだけの話をコッソリ公開。
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