テスラ輸入の急減に見て取れる中国「消費減退」の一端
その意味では最も輸入が急減したのは米テスラだ。上海工場がフル稼働、中国国内への供給が定着した影響が大きい。
しかし中国国内では「Model Y」「Model 3」しか生産していない。より高額な「Model X」「Model S」は輸入でした中国では入手できないから、こうした高価格帯モデルのニーズが減退している、とも指摘できる。
なんだかんだとテスラ好きな中国人が「Model Y」「Model 3」で満足してしまっている、ということになり、この点に中国の消費減退の一端が表れていると言えるか。
富裕地域の落ち込みが激しい超高級車ニーズ
超高級車ではより厳しいマイナス成長になっている。
ベントレーは同25%減の2,608台、マセラティは同71%減の1,228台、フェラーリが同26%減の886台、ロールスロイスが同40%減の789台。
この分野はファーウェイや蔚来(NIO)もチャレンジしようとしているが、まだ形になっておらず、純粋に中国国内ニーズが減退したことを示すものと考えられる。
これら超高級車輸入の地域別販売では、上海が同43%減、深センが同40%減、北京が同43%減と、富裕地域の販売が落ち込んでいるのも特徴で、同じく高級車を見た時のマイナス成長率と比べて数倍に上るのが特徴。
出典: https://mp.weixin.qq.com/s/2WD2UGO6JI4dvZT3lw1yDg
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