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亀梨和也の決断、上田竜也の叫び。芸能記者がKAT-TUN解散で今言えること。小泉今日子と深田恭子の記憶、STARTO社の内情は

旧ジャニーズ事務所の人気アイドルグループ「KAT-TUN」が電撃解散し、亀梨和也が現所属事務所のSTARTO ENTERTAINMENTを退所することが明らかに。これに関して、「KAT-TUNほど多くのスキャンダルを我々に提供してくれたグループはなかった」と回想するのは芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんです。

なぜ今になって電撃解散?「やんちゃすぎた」KAT-TUNとジャニー氏の記憶

2001年から活動を続けてきた『KAT-TUN』が3月末日をもって解散、亀梨和也は事務所を退所することが発表されましたね。

亀梨和也のK、赤西仁のA、田口淳之介のT、田中聖のT、上田竜也のU、中丸雄一のNがグループ名の由来で、ハイフン記号はファンを表しています。

芸能記者目線で言えば、旧ジャニーズ事務所所属のアイドルグループの中でも、これだけたくさんのスキャンダルを芸能マスコミに提供してくれたグループは珍しいと言えます。

2013年9月に事務所から“度重なるルール違反があった”と言われ、早く言えばクビになってしまい、2017年5月には大麻取締法違反で現行犯逮捕された田中は強烈なインパクトを残しました。

その2年後の2019年5月、同じく大麻取締法違反で、2016年3月いっぱいで「30歳を目前に自分の道を選択した」としてグループを脱退、退所していた田口淳之介が、交際相手とともに逮捕されました。

赤西は2010年に“方向性の違い”からグループを脱退し、2014年に退所。さらに昨年8月、女子大生とのアパホテル密会をスクープされた中丸は、結婚して約7ヶ月でスキャンダルが発覚。このように、ひとり、またひとりと消えていったKAT-TUNでした。

グループ結成時、故・ジャニーさんは「やんちゃな子を目いっぱい集めたグループ」と話していましたが、薬物使用での現行犯逮捕はちょっとやんちゃ過ぎです…。

亀梨くんが小泉今日子、深田恭子と破局したワケ

今回の解散について報道では“亀梨が退所を決めた時点で、グループの解散は決まった”とされていますが、やはりKAT-TUNは亀梨ありき…という印象は否めないでしょう。

その亀梨は今から19年前の2006年4月、20歳上の小泉今日子との“半同棲”生活を『FRIDAY』されたことがあります。

当時はそれぞれ、ジャニーズ事務所とバーニングプロダクションに所属の2人でしたから、私たちは全くといっていいくらい取材はさせてもらえませんでした。

東京・山手通りの青葉台界隈付近の別の取材のたびに、2人の愛の巣を偵察に行くくらいでしたね。

故・メリー喜多川さんはもちろん、バーニングの周防社長も、この交際には眉をひそめていたと言われていましたが、結局2年足らずで2人は破局を迎えることになりました。

それでもモテないわけがない亀梨の、次の真剣交際は8年後、相手は深田恭子でした。

『FRIDAY』『東スポ』『女性セブン』に次々と報道されていましたし、32歳の亀梨と33歳の深田に、十分に結婚はありえる…と私はみていました。代官山で深キョンを見かけ、本来の仕事を放り投げて彼女を追跡取材したことが、まるで昨日のことのように思い出されます。

ところが結局、3年以上続いた交際も、アイドルである亀梨が決断し切れずに…と噂された理由で破局。これがその後の“深キョン迷走”の始まりだった気もしています。

上田達也の“心の叫び”に芸能記者が驚いた理由

一部マスコミは今回、亀梨が事務所退所を決断した理由について、既婚者であるにもかかわらず、2回り年下女性との路上キス写真を撮られた所属事務所『STARTO ENTERTAINMENT』福田淳社長への不信感によるもの…としていますが、今のところ本人からの明確な理由は発表されていません。

傍観者である私から見れば、解散・退所は遅いくらいだと感じるのですが、これを覆すコメントが、メンバーの上田達也から飛び出しました。

心の整理が全くできていないとしたうえで、KAT-TUNの一員であることを誇りに思って生きてきたと言い、何より「KAT-TUNを守りきる事ができなくてごめんなさい」とファンに向かって謝罪したのです。

ひとり、またひとりと脱退し、たった3人になったKAT-TUNでもプライドを持って、何とか続けてきたけれど…という彼の心の叫びが、私には重く刺さります。

芸能界を引退した中居正広氏の“女性トラブル”はさておき、彼が何かにつけて自分のことを「SMAPを守り切れなかったリーダーだからさ…」と寂しそうに話していたのと重なってしまいます。

赤西仁、山下智久、滝沢秀明氏…周りの意見を参考に、亀梨が悔いのない人生を歩んでいけることを願って止みません…。

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プロフィール:芋澤貞雄

1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

image by :Dick Thomas Johnson from Tokyo, Japan, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons 

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