NEWS小山慶一郎(39)とAAA宇野実彩子(38)夫婦が第1子妊娠を発表しました。昨年のハワイ旅行ではファンたちから“叱られた”小山が、ついにパパになるわけです。この記事では芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが、「芸能人のハネムーン取材」のウラ事情を語ります。
ハネムーン旅行にファン怒り!? NEWS小山慶一郎がパパになる
『NEWS』小山慶一郎と結婚した『AAA』宇野実彩子が、自身のインスタグラムに第一子を妊娠したと投稿しました。
そしてこの投稿を受け、『NEWSポストセブン』が、結婚後約3ヶ月経った昨年6月の、2人のハワイ旅行帰りを羽田空港で直撃したリポートを再び報じていました。
2人のハワイ旅行の一報は昨年6月27日付記事でしたが、実はその際にSNSでは――
「小山さんのやってること、配慮ゼロでエグいな…」
「楽しかったのはわかるけど、もうちょっとファンの気持ちを考えてあげてもいいんじゃない?」
「小山、アイドル辞めたんか?」
など、“アイドルの在り方”についてファンから怒りの声が挙がっていたのです。
2003年に9人態勢でスタートした『NEWS』は今や3人ですが、紆余曲折あってもやはりアイドルはアイドル…。故・ジャニー喜多川氏が存命なら怒り心頭なんだろうな…なんて思ってしまいます。
小山は直撃取材に「ハネムーンじゃないですよ、普通の旅行です!」と答えていましたが、新婚3ヶ月の2人がハワイ旅行となれば、ほとんどの人がハネムーンと受け止めるのは致し方ないことでしょう。
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芸能人のハネムーン「スクープ狙い」のヤバすぎる手法!?
私も芸能人のハネムーンに関しては数え切れないほど取材をしてきました。
私がまだ芸能記者として駆け出しの頃、とても大変な思いをしたことばかりを思い出します。
まず取材の取っ掛かりは、タレントのスケジュール調べです。
最低でも1週間程度のオフが確認できれば、“普通の旅行”や“婚前旅行”、“ハネムーン”などと想定できます。
そして次の作業として、ハワイ、グァム、ロサンゼルスといったその時々に芸能人の間で人気があるエリアの、航空会社の搭乗者名簿のチェックが始まるわけです。
今では考えられないと思いますが、出国するとなれば当然パスポート記載の名前は隠さず申告しなければならないわけで…詳しい方法は言えませんが、当時はこんな取材ができた時代だったのでした。
搭乗便名がわかれば、先回りできるなら現地の到着ロビーで待ち構えたり、“往復”の復路の到着する空港でツーショット写真を狙うわけです。
さらに細かい作業になりますが、宿泊するホテルへの確認作業も重要になってきます。
お忍びで芸能人が利用するともなれば、1泊何千円でお湯の出もままならない、名前だけは立派なホテルになど泊まらないわけで――大体、その土地土地の3つ星以上のホテルだろうと想像がつきますから、これも詳しくは言えませんが、様々な方法で宿泊予定の確認をするわけです。
ここまで分かれば、例えばロビーやラウンジ、プールサイドでのツーショットや、外出先でのショッピングを楽しむ風景などを写真に収めることも可能になる、という流れです。
あらためてこう書いていると、今では許されない取材方法や、勢いだけでアタックした無茶ぶりなど、気の遠くなるような作業のオンパレードに苦笑してしまいますが、芸能スクープはこのような作業の積み重ねで、やっとこさ手に入れるものなのです。
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その夫婦の性格、センスが浮き彫りに
新しいところで言えば(そんなに新しくもないかもしれませんが)、2012年の春のハネムーンを取材した、『ゆず』北川悠仁とフジテレビの看板人気アナウンサーだった高島彩も印象に残っています。
13年前の、ホテルニューグランドでの披露宴の光景が鮮やかに蘇ってきます。
当時は社長だったでしょうか、日枝久取締役相談役も、あたかも自分の娘を送り出すかのように満面の笑みで、高島の姿に視線を送っていたことを今でも憶えています。
芸能人でも一般人でも、ハネムーンといえば人気なのは、やはり時代を問わずハワイ、オーストラリア、ヨーロッパだと思いますが、このとき北川♡高島がハネムーンに選んだのはモルディブで、そこからさらに遠いアフリカ大陸のケープタウンへと移動しました。
モルディブからのケープタウンというスケジュールが、私にはとても新鮮に映りましたから、今でも深く印象に残っているというわけなのです。
天国にいちばん近い島・モルディブで英気を養い、ケープタウンではまだ暗いうちに出発するサファリ・ツアーも堪能…地平線に映る朝焼けは、さぞかし美しかったことでしょう。何とも羨ましい行程を追っただけで、この夫婦のセンスの良さに感心してしまったことを憶えています。
ハネムーンに限らず、どのタレントがどの場所を選び、何を目的に旅をするのか――朝からプールサイドのデッキチェアでただボーッとするのか、本場の演劇舞台鑑賞三昧なのか、お目当てのアーティストの生ライブか、美術館や城巡りなのか、アウトドアでのキャンプなのか――は本当に個性が出るもので、容易く想像がつくものから、意外性のあるものまで、取材をしていると納得したり、感心したりの繰り返しでした。
小山♡宇野のハネムーンから、“そういえば個人や夫婦の性格や趣味で、いろんな旅を取材したな…”なんて思い出してしまった私です。
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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
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