栗原にとっての「最悪シナリオ」と「一番マシなシナリオ」
もっとも、栗原陵矢やソフトバンクホークスにとって、「オンラインカジノ」と「不倫・恐喝被害」のどちらがマシか?というと、その判断はなかなか難しい。
先の芸スポ担当編集者が説明する。
「栗原やチームにとって最悪なのは、オンラインカジノであれリアルカジノであれ、野球賭博に関わっていたことが発覚するパターンです。この場合、NPBの野球協約に抵触してしまい、関与度合いによっては球界から永久追放される恐れがあるからです。
ただ、さすがにその可能性は低いと見ています。仮にSNSで噂されているように栗原がオンカジを利用していたとしても、ポーカーなりスロットなりで自分の金を溶かしてしまった、くらいなら、球団内の個別判断によって一定期間の自粛で済む可能性が高い。それ相応のペナルティは受けることになりますが、そこは反省して諦めるしかありませんね。
一方で恐らく別人だとは思うのですが、もし不倫・恐喝被害のほうに栗原が関係していた場合。このケースではまず、オンカジ以上に、奥さんからズタボロに叱られる危険性が高まります。時期的に、結婚直前ないし新婚ほやほやの状態で風俗嬢と不倫をしたことになってしまうため、カジノ利用よりも世間の風当たりは強くなりそうです。とはいえ、不倫はあくまで家庭内の問題。奥さんが許すなら、致命傷にはならないのではないでしょうか。
1つ注意しなければならないのは、この不倫・恐喝被害は、投資詐欺事件でもあるという点です。ソフトバンクの“主力選手”が誰であったとしても、『自分も詐欺に遭って、お金を恐喝された側なんです』という被害者ポジションを絶対死守する必要があります。これが何らかの理由で『選手が投資詐欺の片棒を担いだ』かのような話になってしまうと、とたんに雲行きが怪しくなりますからね。野球賭博よりは幾分マシかもしれませんが、単なるオンカジ利用以上の厳しい処分は避けられないため、これは何としても回避したいところでしょう」(前出の芸スポ担当編集者)
SNSでの憶測どおり、何らかの“やましい過去”があって栗原がインスタを削除したとするなら、「野球賭博には一切関与していない」ことが必須条件になるものの、「オンラインカジノ利用で自粛する」パターンが、本人・チーム・ファン三方よしの一番マシなシナリオかもしれない。あるいは、インスタ削除は単なる気まぐれにすぎず、栗原は正真正銘の潔白という可能性もまだ残されている。
ただその場合、ソフトバンクホークスは『アクセスジャーナル』誌が報じた“主力選手”2名の問題を抱え続けることになる。一連の騒動がいったいどこに着地するのか、こちらも引き続き注目だ。
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image by: Gaffky, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons









