【刺殺生配信】最上あいの「悲惨な最期」が他人事ではない女たち。「ATM男」に返済を申し出る勇気、たぬかなが「刺されない」理由

2025.03.13
by 東山ドレミ
 

「刺される配信者」と「刺されない配信者」の違い

このライブ配信サービス関係者によると、動画配信で「命を落とすリスク」を危険度の高い順に整理すると、おおむね下記のようになるのではないか、という。

(1)最上あい系(頂き女子系)配信者
(2)迷惑系・突撃系配信者
(3)集合住宅で騒音を出す迷惑隣人
(4)たぬかな系(毒舌・口撃系)配信者

(1)は命と同じくらい大事な“お金というリアル”を奪って非モテ中年男性を追い詰めます。(2)も“平穏な日常というリアル”を奪い、相手が無視しようにも無視できない厄介な性質があります。この2つは、超えてはいけないラインを超えやすく、いつでも相手から反撃され“刺されるリスク”を負っていると言えます。非常に危険です。

それと似ているのが、動画の配信ジャンルではありませんが、(3)のマンションやアパートなど集合住宅における騒音トラブルです。“たかが騒音”が殺意を生み、実際に毎年多くの殺人事件に発展していると言います。これも“住環境というリアル”を奪い、しかも被害者は無視しようにも無視できない性質を持っています。“もう殺るしかない”となってしまうのではないでしょうか?

一方(4)は、特定の誰かをネチネチと個人攻撃でもしないかぎり、“ある層”から嫌われることはあっても、特定の誰かに復讐され、刺される可能性は相対的に低くなります。相手のほうも、たぬかなさんに悪口を言い返すことができ、鬱陶しいなら見なければいいからです。特定個人の“何らかのリアル”を奪わないようにするのが、ライバーが自分の身を守る際の重要なポイントだと考えています」(前出のライブ配信サービス関係者)

“最上あい”さんの悲劇に対し、「どんな場合も殺人は決して許されない」というお題目を唱えるのは簡単だ。だがそれは、「青信号だから自分は悪くない」と、信号無視のダンプカーに歩行者が突っ込むようなものだろう。

やはり配信者が自分の身を守るには、それぞれが“超えてはいけないライン”をしっかりと守る必要がありそうだ。

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