経験を積んでくると、準備しなくても何となく対応できるようになる。これはいいことでもある。
しかし、そこに落とし穴が待っている。2回目の商談あたりで「こんな感じで何とかなるだろう」といった油断が生まれる。
そしてちょっとしたミスをする。
それを見たお客様が「この人に任せて大丈夫かな」と心配になる。
口では「参考になりました。ありがとうございます」と言うが次回アポは取れない。こうしてチャンスを逃していく。
振り返ると「あのミスが痛かったなぁ」と分かるものだ。
準備不足だと、なぜか「事前準備をしていなかった質問が出た」ということが起こる。
またいつも通りの流れで進むと思っていたら「お客様の反応が予想と違った」ということもあるのだ。
こうなると慌ててしまう。
頭の中で「それは準備していなかった」と思いながら対応する。
こんな時はうまい答えは出てこない。焦って余計なことを言ったりしてしまう。
そして商談が終わってから「もっと準備しておけばよかった」と後悔するものだ。
では、どうすればこの落とし穴を回避できるのか?
それは「どれだけ経験を積んでも決して手を抜かない」と思いながら準備するということ。
たとえ同じような商談が100回目だとしても。“1回目と同じ気持ち”でしっかりと準備をする。
気持ちだけでなく、チェックリストを作るのも効果的。それを見ながら1つ1つ念入りに確認する。これで失敗する確率は大幅に減るものだ。
一流のスポーツ選手ほどーーー(『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』2025年3月21日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください、初月無料です)
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