火付け役になった一冊の漫画
今回の2025年7月の予言ブーム(終末論)が巻き起こるきっかけとなったのは、漫画家・たつき諒氏が記した予知夢である。彼女の著作『私が見た未来』は、1999年の初版刊行時に「大災害は2011年3月」と表紙に記し、その12年後に東日本大震災が発生したことで「幻の予言漫画」として一躍注目を集めた。そして2021年に出版された『私が見た未来 完全版』では、新たに「本当の大災難は2025年7月にやってくる」という警告が加えられ、再び世間の関心を惹きつけた。
この予言がYouTubeやSNSを通じて拡散され、現代の終末論ブームの火付け役となったことは間違いない。しかし、その内容は果たしてどこまで信じるに値するのか。たつき氏の予知夢を細かく紹介し、過去の実績を検証することで、客観的な分析を試みてみよう。2025年の予言が単なる偶然か、それとも何らかの根拠を持つ予見なのか、まずはその核心に迫る。
たつき諒氏は1954年神奈川県ーーー(『上杉隆の「ニッポンの問題点」』2025年3月31日号 【特別連載(1)】2025年7月巨大複合災害:日本沈没は都市伝説か?現実か?【上杉隆とAIが徹底検証】より一部抜粋。この特別連載の二回目以降をお読みになりたい方は、ご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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