惨憺たる有り様としか言いようのない文科省のSNS発信
今のところ予防しかできないというのも、なかなか苦しいものだが、教育に関する省庁である文部科学省では、小中高で実施されている薬物乱用に防止の取り組みの他、今後はSNSでも今年1月から発信を始めたというので、調べてみたが、惨憺たるものであった。
例えば、X(旧Twitter)において文部科学省のアカウントでは「大麻は有害です」と題して、2025年1月23日に投稿がされているが、表示は2025年4月23日現在で「7,625件」リツイートは10件、いいねは29件であった。
【 大麻は有害です?】
若者の検挙者が急増しています!
薬物の誘いには「No!」と断る勇気を!処方薬や市販薬??を過量に摂取するオーバードーズ(OD)も、大変危険な行為です。
▼薬物乱用防止について、学んでみましょう??(PDF:2.3MB)https://t.co/xb2gHcV6I1 pic.twitter.com/99mNuoRXEQ
— 文部科学省 MEXT (@mextjapan) January 23, 2025
● https://x.com/mextjapan/status/1882256855080296942
関連する同アカウントからは2件の投稿しかなく、これでは「やってます」というアリバイ程度にしか感じらえない。
こうした発信が昨日今日始めたユーザーよりも弱いのはいかがなものかと思えてしまうのは私だけだろうか。
国なんだから、TVCMで流しまくる、インフルエンサーにたくさん言わせるとかできるのではないか。
大麻の若年層に広がるという深刻な問題の他にも、オンラインカジノでの逮捕者や闇バイトでの逮捕者が次々に報じられており、これまで想定できなかった問題が山積みされているのだ。
何か1つでもいいから問題解消と期待できるような一手を国民に示してもらいたいところだが、バラマキすら批判される政権では、もはや期待する方が滑稽なのかもしれない。
小学生までもが市販薬のオーバードーズに走るという現状
オンラインカジノも一種の麻薬のようなものだと言います。パチンコやスロットマシンの電飾や光、玉などの動きも人の思考を奪うと言われていますね。
ギャンブルについても依存症がありますし、人の心理を巧みに利用するような手法も取られています。薬物も依存症があり、法律によって禁止されています。
そして、特に薬物等、OD(オーバードーズ)は社会からの孤立などから発生するとも言われています。勿論そうでないものありますが、私はそういう事態を目にすることが、多い現場にいます。
いじめ被害者の家に訪問する際に駅まで親御さんに迎えに来てもらったわずかの時間で、大量の市販薬を飲んでしまった子どもは、まだ小学生で、ネットからそういう情報を得たと言っていました。
飲んだ直後だったのでしょう、指を口に突っ込んで吐かせて病院に連れていき胃洗浄等の処置をしてもらうなどする、日常茶飯事には起きませんが、対処に慣れていると言われてしまう程度にはなってしまっています。
人探しで若者から話を聞いている際、タバコを吸っているのかと思いきやその匂いは大麻独特の匂いがしているなど、さほど驚かなくなっている自分がいます。私は犬かと言われるほど、鼻が敏感なので、匂いを記憶しやすいというのもありますが、繁華街などはくさくて歩くのが苦痛に感じるときもあります。
そのたびに、蔓延しているのだろうなと思うわけですが、水と安全はタダの国と言われた日本はもう今はないのかなと思うし、未だに日本は裕福なんだという人もいるけど、6人に1人のこどもは貧困、こども宅食などの社会貢献活動をしている活動団体は、何十万食もの食料品などを配っていて、まだまだ足りないのだと言います。
我々にできることは寄付やボランティアだけなのだろうか、根本的に変化を求める限界にきているのではないかと思います。
ではまた次回。
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