あと2年で「家畜のエサ」になる備蓄米を高値で国民に売りつける小泉進次郎ボッタクリ農水相、スーパーのコメ売り場「視察」も僅か8分間

 

記者からの質問に馬脚を現した小泉農水相

だからこそ記者とのやりとりを「ポエム」とか「禅問答」とか言われてしまうわけですが、今回もこんなやりとりがありました。

記者 「普段、おコメをどれくらいのキロ数で購入していますか?」

小泉進次郎 「いろんなコメを買います。うちは息子も娘もまだ小さいものですから、パッとすぐ時短であげなきゃという時は、パックご飯も買います」

自分の家が何キロ単位でコメを買ってるのか、1カ月にどれくらいのコメを消費しているのか、何も知らないから具体的に答えられない。しかし、ここで答えられないのはまずい。だから微妙に話をそらしてゴマカした。あたしにはそう見えました。そもそもの話、奥さんがいて家政婦も雇ってるのに、子どもにレンチンごはんを食べさせているなんて考えられません。

ま、それはともかく、就任早々「備蓄米の店頭価格を2,000円台にします」と宣言した進次郎に対して、「2,990円だって2,000円台ですよね?」という「進次郎構文」を先読みしたツッコミがSNS上に散見されるようになると、翌日には「2,000円台ではなく2,000円にします」と言い直しました。そして、2日後の23日には、さっそく都内江東区のスーパーのコメ売り場を視察して、引き連れて行った数多くの記者やカメラマンらに大々的に報じさせました。

それなのに、嗚呼それなのに、それなのに…、報道によると進次郎がスーパーに滞在した時間は「わずか8分」とのこと。そう言えば、選挙が近づくと思い出したように東日本大震災の被災地を視察していた安倍晋三も、滞在時間は「わずか8分」でした。仮設住宅を視察した時は、車から降りずに仮設住宅を5分ほど眺め、車から降りて3分ほど歩き、また車に乗って立ち去りました。

その間、被災者との会話はゼロです。「安倍首相が来る」と聞いていろいろ準備していた仮設住宅の人たちは呆気に取られ、中には「たった8分の視察で何が分かるのか!」と激怒した人もいました。それなのに、翌日の朝刊には、仮設住宅の前に立つ作業着姿の安倍晋三の写真と「今後も被災者に寄り添ってナンタラカンタラ」というお約束のコメントが掲載されたのです。

今回の小泉進次郎の視察も、本当に現場の状況を知ろうとしていたら、スーパーの担当者の声を聞くことは当然として、周囲の買い物客の声も聞き、せめて30分くらいは情報収取を行なっていたでしょう。しかし、各社のカメラマンたちに、コメのない棚を眺める自分の写真を撮らせたら、誰の声も聞かずにトットと店を出た進次郎。所詮は安倍晋三と同様の「選挙向けのパフォーマンス」だったのです。

そんな自称「コメ担当大臣」の小泉進次郎に対して、あたしはツイッターでちょっと意地悪なツッコミを入れてみました。

きっこ @kikko_no_blog
進次郎、お前は「5キロ2000円台でなく2000円にする」と公言したが、それは「税込み2000円」て意味だよな?「8%の消費税込みで2000円」、つまり「税別1851円」てことだよな?もしも「税別2000円」だったら、あたしらは「2160円」払わなきゃ買えないから、お前は安倍晋三と同じ「大嘘つき」になるぞ!
午後9:29 2025年5月24日

https://x.com/kikko_no_blog/status/1926254220228907039

すると新次郎は、26日の参院決算委員会で、随意契約で6月上旬にも店頭に並ぶという備蓄米の店頭価格について「5キロ2,000円、税込みで2,160円になる」と述べたのです。あたしの予想した通りじゃん!

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