たとえば、先程のママ友の話。
「手作り弁当がすごい」
「仕事も子育てもこなしてる」
というのは、もしかするとInstagramで週に一回投稿される“キラキラ弁当”の写真や、近所の立ち話で聞いた一部分のエピソードかもしれません。
当然、それがそのママ友の「100%」ではありません。
もしかすると、お弁当を作らない日があるかもしれないし、夫婦喧嘩をしているかもしれないし、仕事をサボっている日だってあるかもしれない。だけど、そんなもの表に出さないし、出す必要もない。
自分だってそう。
つまり、“他人のキラキラした表面の5%”を、その人の100%と錯覚し、その100%(実際は5%)と、自分の現実の100%を比べてしまっている。
そりゃあ、誰と比べても自分が劣っているように見えてしまいます。表面のキラキラした‘’他人に見せられる部分‘’と現実の自分の人生を比較している。文字に起こすとバカげています。だったら、そんな比較、意味ないですよね。
どうしても誰かと比べたくなったら、「過去の自分」と比べる。それくらいがちょうどいいと思います。
比べる相手の「完璧な像」を勝手に作り上げる癖がなくなれば、自然と他人との比較や、自己肯定感の低下は少なくなっていくはずです。
比べそうになったときは、こう問いかけてみてください。「私は、その人の100%を本当に知っているのか?」
そう思えたら、きっと比べること自体がバカバカしくなって、ちょっとだけ心が軽くなるはずです。
と、クライアントさんにはお伝えしながら、自分にも言い聞かせています(笑)
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