女性トラブルで芸能界を引退した元SMAPの中居正広氏が「性暴力はなかった」と反論する姿勢を強めている。中居ファンたちは色めき立ち、被害者の渡邊渚氏を誹謗中傷。だが、中居氏本人も代理人弁護士も「おぢアタック」の気持ち悪さを正視することはできないようだ。
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「性暴力はなかった」中居ファンによる渡邊渚氏への誹謗中傷が急増
深刻な女性トラブルを『週刊文春』に報じられ、芸能界を引退した元SMAPの中居正広氏(52)。
本人が一度も記者会見をすることなく逃亡した後も、その有形無形の影響力に感化された“中居ヅラ”(中居ファン)たちは、被害者と目される元フジテレビアナウンサー渡邊渚氏への誹謗中傷を繰り返してきたが、ここにきてその動きが加速しているという。
「中居氏が新たに腕利きの弁護士らを雇い、フジテレビの第三者委員会によって認定された『業務の延長線上における性暴力』などなかった、と主張しはじめたのが原因です。なぜ今頃?と感じざるをえませんが、“中居ヅラ”たちの反応はお察しの通り。≪やっぱり中居くんはそんな人じゃなかった!≫と内輪で盛り上がるだけならまだしも、SNSでは渡邊渚さんへの誹謗中傷コメントが急増していて呆れるばかりです」(ネットメディア編集デスク)
今年1月の声明では「トラブルがあったことは事実」としたうえで「一部報道にあるような手を上げる等の暴力は一切ございません」と釈明していた中居氏。今回は、WHOが定義する「性暴力」と、一般的な日本語としての「性暴力」では意味が大きく異なるとして、フジ第三者委の認定によって重大な人権侵害を受けたと主張している。
中居氏のこの厚かましい言い分を、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)は「これが性暴力なの?と感じる人も多くなると思います」と思わせぶりに支持した。さらに先月26日には、有名インフルエンサーが「渡邊氏は交際相手のアーティストY氏から“これは金になる!”とそそのかされて中居氏をハメた」とする、根拠不明の“美人局説”をSNSに投稿する一幕も。
そんな流れの中で、“中居ヅラ”たちを決定的に色めき立たせてしまったのが、中居氏の代理人弁護士が先月30日に発表したフジ第三者委宛の文書だ。
「文書は、中居氏と渡邊氏はもともと親密な関係にあった旨を主張しています。2人には『雇用・指揮監督関係や、上下の業務的権限関係』は存在せず、また『複数回の会食の機会があり、中居氏と彼女は家族やプライベートの出来事に関して様々なやりとりもあり、メールで「勇気づけられた」等のお礼をもらうような関係』だったとしており、それらを根拠として『業務の延長線上での性暴力』と認定したのは間違っている、と言いたいようです」(前出のネットメディア編集デスク)
中居正広氏の反論に欠落している「おぢアタック」の観点
ただ、一部の“中居ヅラ”はともかく、全体の世論としては、このような中居氏の主張を冷ややかな目で見ている人が非常に多いという。
「中居氏は往生際が悪いと叩かれる理由はいろいろあるのですが、今回直接的には、この文書の“雇用・指揮監督関係”や“業務的権限関係”というセコい言い回しがポイントです。要するに『渡邊氏は中居氏に雇用されていませんでした』『2人は上司と部下の関係ではありませんでした』という当たり前のことしか言っていないため、≪だったら、それがどうしたんだよ(笑)≫という反応が大半になっているのです。そもそも大物芸能人と局アナに雇用関係があったなどとは誰も思っておらず、『無意味な反論』『悪質な印象操作、セカンドレイプ』と批判されるのは当然でしょう。
一方で、意に沿わない性行為、つまり『性暴力』の原因となる『強制力』を生じさせるのは、必ずしも職務上の“指揮監督関係”や“権限関係”だけではない、という点も多くの人が指摘するところです。これも社会人であれば多くの人々が体験していることで、何かを“指揮”されたり“承認”を受けたりする関係ではない取引先などに対して、気を使ったり、社交辞令を言ったりということを私たちは日常的に行っています。
これ自体は悪いことではなく生活の知恵、社会の潤滑油のようなものでしょう。ところが、そんな女性のお世辞や社交辞令を男性の側が勘違いして、いきなりパンツを脱ぎ始めると、とたんに話が性犯罪的になってしまうわけです。『家族やプラベートの出来事を話したからといって、性的行為に同意したことにはならない』という常識を、中居氏サイドはどうしても認めたくないように見受けられます」(前出のネットメディア編集デスク)
実は、中居氏のこのような危険行為はネット界隈では「おぢアタック(おじアタック)」と呼ばれ忌み嫌われており、若い女性による“被害”の訴えも増加傾向にあるという。(次ページに続く)
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