子供だけじゃない。大人にも悪影響のスマホ&SNS長時間利用
「スマホ脳疲労」「デジタル鬱」と呼ばれ、認知症と似たような症状を発症することも。多くは情報過多によるストレスが原因で、最大の問題は情報が増えれば増えるほど「もっともっと」と情報を自分からとりに行く点です。
脳の疲弊は私たち人間の知覚を変えてしまうため、例えば仕事の要求とプレッシャーが高まると、自ら働き方を拡大するという矛盾が起こります。それは同時に情報の洪水に巻き込まれることにつながります。
「いい仕事をしたい」「会社に貢献したい」「お客さんを喜ばせたい」といった承認欲求に加え、「人に迷惑をかけたくない」という意識が、長時間労働→疲労→家でも仕事→睡眠不足→作業能率の低下によるミス→自己嫌悪→挽回するため長時間労働+家でも仕事→さらなる疲労、といった矛盾に満ちた行動を可能に走り、このプロセスに「短い時間で大量の情報をとりに行く」作業も加わり、自分でも気が付かないうちに心が限界を超えてしまうのです。
やっかいなのは、脳と心が疲弊している状況では、ケアレスミスも増えるうえに、思考力も低下しているので、「自分の何が悪いのか?」「情報の整理が悪いのか?」などと自分を責め、ますます情報過多になりがちなこと。
このメルマガを見ていただいている私がこんなこと言うのもなんですが、スマホ、パソコンなど、デジタルツールと距離をおく時間を作り、できれば週末などはデジタルに触れない「デジタルデトックス」にトライしてください。
みなさんのご意見、お聞かせください。
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