忙しい時にふと「これだ!」とアイデアがひらめくという経験をお持ちの方は少なくありません。メルマガ『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』の著者であり、経営コンサルタントで関東学園大学で教鞭も執る菊原さんは、実は「金の卵」かもしれない、忙しいときに湧いてくるひらめきをどう扱うべきかについて語っています。
忙しい時に湧いてくる宝物のアイデアを活かす方法
先日、著者仲間Aさんと会った時のこと。
Aさんは仕事が順調。本もたくさん出している。かなりハードな日々を送っている。
そのAさんが「どういうわけか、忙しい時の方がいいアイデアが沸いてくる」といった話をしていた。
その話を聞いて「たしかにそういうことってあるな」と共感した。
私自身も、なぜか手がいっぱいの時に「これはいい企画だ」などと新企画を思いついたりする。
あなたも忙しい時期に“次々に新しいアイデアが浮かんでくる”といった経験をしたことがあるはず。
たとえば
- 新たなトーク
- やってみたい営業手法
- お役立ち情報
- 面白そうな提案の切り口
などが、立て続けに頭に浮かんでくる。
「これやりたい!」
「これはお客様にウケるぞ」
「この情報は絶対に必要とされる」
などなど。
しかし、そういう時に限ってとにかく時間がない。
繁忙期はお客様のアポがある。
目の前の案件に追われ、会議に追われ、管理表の提出に追われ・・・すぐにそのアイデアに着手する余裕などない。
「いいアイデアだけど、今はムリだな」
「あとで時間ができたらやろう」
こう思いながら、忙しさに流されてしまう。気がつけばその貴重なアイデアは、きれいさっぱり忘れ去ってしまう。
このアイデアをしっかり活かすのか?
それとも、そのまま消えてしまうのか?
これは今後のあなたの人生にとって、大きな分かれ道になる。
私は、忙しい時に生まれたアイデアこそが“金の卵”と考えている。
忙しい時ほど“脳が強制的にフル回転している状態”になっている。
脳は追い込まれた時、無意識に効率化を考える。無駄を省こうとし、新しい手段や方法を探そうとする。
そのときに生まれるひらめきは単なる思いつきではない。“今後の活動にとって極めて重要なアイデア”であることが多い。その価値を軽視している人が少なくない。
その逆の状況を考えてみてほしい。仕事がない時、暇な時、どうするだろうか?
- 何となく動画を見る
- SNSをダラダラみる
- 間食をしたり、晩酌を長くしてしまう
などなど。
暇なときはいいアイデアは出てこない。もし出てきたとして“どこかフワッとしている”といった感じのもの。
私の経験上、暇な時のアイデアは“なんとなく良さそう”で終わるものが多い。
だが、忙しい時に「これやりたい!」と直感的に湧いてきたアイデアは貴重。後で振り返っても本当に価値のあるものばかりだった。
これは生物学的にも説明できる。
忙しい時、脳はーーー(『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』2025年7月18日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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