「無理」と思った瞬間に終わる。限界を突破するための「火事場スイッチ」の入れ方は?

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切羽詰まった状況のとき、人は不可能だと思ったことを可能にしてしまうことがよくあります。「6つの仕事を掛け持ちする時間管理の専門家」として知られる石川和男さんは、自身のメルマガ『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』の中で、その状況を実際に体験し、やり遂げた際の「火事場の馬鹿力」について語っています。

今の状況を維持したいなら、知っておかなければならないこと

ある朝、突然こんな命令をされたとしたらどうしますか?

「1台10万円のカラオケ機材を、今日の夕方17時までに10台売ってこい」

返事は「はい!」と言いつつ、心の中では「ふざけるな、自分で売れよ……」と思うかもしれません。

そして数件だけ飛び込み営業をして、「やっぱり無理だな」と感じたら、残りの時間はパチンコや喫茶店で時間をつぶし、最終的には「頑張ったんですが、売れませんでした」と報告する。もしくは、辞表を出してそのまま辞めてしまうかもしれません。

ではもし、このミッションに「失敗=死」という条件がついていたら?

たとえば、爆弾付きの首輪をつけられ、「売れなかったら爆発する」と言われたら? あるいは、家族を人質に取られて、「売れなければ命はない」と脅されたら?

そのとき、私たちはきっと死にもの狂いで10台売る方法を探します。断られても食い下がり、土下座してでも頭を下げて、必死に売ろうとするはずです。

なにが変わったのか?

「今日の17時までに10台売る」という条件は同じです。

変わったのは、あなたの「気持ち」だけ。

「どうせ無理」から「絶対にやらなければ」に変わっただけで、不可能は可能になるのです。

これは極端な例ですが、人間は追い込まれたとき、とんでもない力を発揮します。

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