物理学者アインシュタインは、男女がひかれ合う「恋の方程式」にも熱心だった

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世界中の誰もが知っている物理学者といえば、相対性理論を発表したアルバート・アインシュタインです。時代小説の名手として知られる作家の早見俊さんが今回、自身のメルマガ『歴史時代作家 早見俊の無料メルマガ」』の中で紹介するのは、そんなアインシュタインにまつわる「金」と「女性」のエピソードです。

アインシュタイン 恋の方程式

アルバート・アインシュタイン、ご存じのように、二十世紀最大の物理学者にして有名人です。20世紀が終わる時、あるアンケートで20世紀を代表する人物、第一位(二位はヒトラー)に選出されました。

相対性理論に代表される物理学上の輝かしい業績に加えて、原水爆への反対運動の旗手でもあったことが幅広い支持を得たのでしょう。原水爆反対運動については有名なエピソードがあります。

ジャーナリストから第三次世界大戦はどのような戦争になるかと質問され、「第三次世界大戦がどのような戦争になるかはわからないが、第四次世界大戦は石器が武器となるだろう」と、ユーモアで核戦争を批判したのです。

アインシュタインは金銭には淡泊というか無関心でした。ロックフェラー財団から研究費にと、一万ドルの小切手を寄付されたのですが、その小切手を本の栞にし、読了すると本ごと失くしてしまったとか。

そんなアインシュタイン、女性にも淡泊であったかというと、決してそうではありませんでした。彼は二度結婚しています。最初の妻ミレーヴァとは結婚する前に娘をもうけましたが、不幸にもすぐに亡くなり、彼は生前の娘とは会ったことがありませんでした。

また、結婚生活も順調とはいえず、妻との関係は冷めます。「私が要求したら、あなたは私に話しかけてはならない」という契約をした程、夫婦関係は険悪なムードになりました。

関係は修復できず離婚に至ります。

そして、離婚後四か月で従妹のエルザと再婚します。エルザにはミレーヴとの関係は冷え切り、寝室は別にしているという手紙を送っていました。ところが、本当はエルザではなく、アインシュタインはエルザの娘イルザと結婚したかったという噂があります。イルザに拒絶されたため母親と一緒になったとか。

エルザが本命でなかったせいか、再婚後も複数の女性と関係を持ちました。

アインシュタインは生涯に亘って重力の研究をしましたが、男女がひかれ合う力の研究にも熱心だったようです。男と女の間に働く力をアインシュタインはどのような方程式に表したのでしょうか。そして、方程式を解き、解を得ることができたのでしょうか。

image by: Arthur Sasse, Public domain, via Wikimedia Commons

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